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世界で学ぶ!
2023.09.29

海外大学院への進学を見据えてアメリカへ!現地の講義や異文化交流を体験し進路について熟考できた(張 浩楠さん)

情報コミュニケーション学部学生留学国際交流海外トップユニバーシティ留学海外トップユニバーシティ留学奨励助成金

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は情報コミュニケーション学部の張さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方張 浩楠さん(情報コミュニケーション学部4年)

留学先 アメリカ
大学名 カリフォルニア大学バークレー校
留学プログラム名 海外トップユニバーシティ留学奨励助成金A対象プログラム
カリフォルニア大学バークレー校 サマーセッションズ
※2024年海外トップユニバーシティ留学募集要項は、こちら
※明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金は、こちら
留学期間 2022年5月~2022年8月

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

留学生として明治大学で勉強していましたが、他国の大学教育についても興味を持っていたので、大学間協定留学でさらに異なる国の大学教育を経験してみたいと考えるようになりました。留学を決心したのは、異文化コミュニケーションを専攻すると決めた2年次の時です。留学で実際に異文化コミュニケーションを経験すれば、今後の勉強や研究に役立つと考えたからです。

2024年海外トップユニバーシティ留学の応募は、以下①②の手続き両方を必ず期間内に完了すること。
 ①オンライン応募:2023年10月11日(水)9:00 ~ 10月19日(木)17:00
 ②応募書類データ提出:2023年10月20日(金)17:00 まで

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

1年次から情報コミュニケーション学部のSPICEプログラム(※)に入り、英語のレポートの書き方やリサーチの方法、ディスカッションのスキルなどを身に付けました。

※SPICEプログラム:国際情報社会に対応できる言語力とコミュニケーション能力を身に付けた学生を育成するために、情報コミュニケーション学部が独自に設置した特別英語クラス。SPICEとは、Special Program for Information & Communication in Englishの略。

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL iBT

  • 2022年1月:100点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

明治大学の海外トップユニバーシティ留学プログラムでアメリカの難関大学へ留学することができることが、大きな魅力でした。また、将来は海外の大学院に進学したいと考えているので、この留学プログラムに参加することをきっかけに、アメリカの大学教育や生活を実際に経験した上で、アメリカの大学院への進学について総合的に判断しようと考えました。

カリフォルニア大学バークレー校キャンパスの図書館

準備の段階でしておけばよかったことはありますか?

出願に必要な語学能力試験は、早めに受験することをお勧めします。私の場合、コロナ禍の影響で受験する予定の試験が中止となってしまったため、学内選考の出願時期に間に合わず、第一志望の大学に出願できなくなってしまいました。このような想定外の事態を避けるためにも、なるべく早めに受験する方が良いです。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

将来の進路をより明確にするため、アメリカの大学での講義の様子などを実際に体験することが目的でした。さらに、アメリカの多文化社会で、さまざまな文化背景を持つ人と実際に触れ合い、異文化コミュニケーションを実践してみることも目標としていました。留学中は出身地が異なる友人がたくさんでき、留学生活を満喫することができました。帰国後、アメリカでの留学を経験したことで、自分自身の専攻分野や進路についてじっくり考えることができました。

カリフォルニア大学バークレー校 ハース・スクール・オブ・ビジネス

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:異文化コミュニケーション
  • 留学先で学んだ分野:カルチャースタディーズ

どちらも文化に関する内容なので、大きな違いはありませんでした。しかし、日本で学んだ異文化コミュニケーションは人間のコミュニケーションについて勉強するのに対し、留学先で学んだカルチャースタディーズは文化そのものについて学ぶものでした。そのため、対象となる文化に関する歴史などの基礎知識を予習することを心掛けました。

また、アメリカンスタディーズの授業を履修した際、私はクラスで唯一、英語が母国語ではないアジア系の学生だったので、授業内容の理解やクラスメートとのディスカッションが大変でした。

アメリカンスタディーズの教室。日本の教室と違い、移動しやすいデスク付きの椅子があり、ディスカッションの時はこの椅子を移動させてグループを作りました

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

日本とは違う、ディスカッション中心の授業

アメリカでの授業の進め方は、日本とかなり異なっていました。アメリカでは、学生同士がディスカッションする機会が多くありました。先生からの問いかけもよくあり、手を挙げて意見を述べなければ、授業参加の点数がもらえなかったため、慣れるまでは大変でした。

例えば、中国文学の授業では、毎回授業の最後30分はディスカッションとなり、学生と先生が輪になって座り、読んだ文学作品についての理解や感じたことについて話し合いました。こうすることで、交流が活発になり、授業にさらに集中でき、他の学生の考え方や彼らの視点などについても知ることができるようになったため、とても勉強になりました。

さまざまな出身地の仲間とコミュニケーションできた寮生活

私が住んでいたインターナショナルハウスという寮では、寮の学生たちがコミュニケーションを取ったり友人をつくったりするきっかけがたくさんありました。例えば、毎週開催される「コーヒーアワー」もこの一つです。週の担当者は、母国について紹介し、みんなでその国ならではのスナックやドリンクをいただきました。そのおかげで、異文化について学ぶことができただけでなく、同じ寮に住んでいるさまざまな出身地の人たちと仲良くなることもできました。

寮のダイニングホール
寮の掲示板。参加自由ないろいろな活動が行われています

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

初めて訪れた国でいろいろな問題が起きた時に、たとえ一人でも落ち着いて解決策を見つけることができる力を身に付けました。また、異文化コミュニケーションを経験し、日本に帰ってからも連絡を取り合い続ける友人ができたことは、大きな収穫でした。

後輩へのメッセージをお願いします

留学先では勉強することが最も大切ですが、留学先の生活を満喫することもとても重要です。現地で友人をつくり、その都市や地域を一緒に探検し、日本と異なる生活環境を味わうことが何よりも貴重な経験になります。留学に興味を持っている方は、ぜひ明治大学の海外留学プログラムを利用して、未知の世界に飛び出してみてください!

校舎前にはプラザがあり、早めに到着した時はここでのんびりすることができました
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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