
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は法学部の豆田さんが、イギリスでの留学体験を紹介してくれます!
留学先 | イギリス |
大学名 | ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジ |
留学プログラム名 | ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジ夏期法学研修 |
留学期間 | 2022年8月~9月 |
卒業高校名 | 福岡県立修猷館高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
幼少期を海外で過ごした経験があることや、外国人の友人がいたことから、留学に関心がありました。単なる旅行ではなく、海外で学問を学ぶということが、日本での勉強とどう異なるのか興味がありました。コロナ禍で海外に行くことができなかった大学1年次に、「やはり留学に行こう!」と決心し、準備を始めました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
語学学習では、国際教育事務室が主催している「TOEFL S&W Skills Spring/Fall」プログラムに参加したり、ネイティブスピーカーの先生の授業を積極的に受講したりしていました。また、自主学習では「NHK WORLD JAPAN」やポッドキャストを活用し、毎日英語に触れるようにしていました。さらに、留学前にあらかじめ国際社会への理解を深めておくため、「十大学合同セミナー」という学生団体に参加し、国際関係論について勉強しました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
当時のイギリスはEUからの離脱直後で、実際にどのような影響が出ているのか現地で体感したかったため、イギリスを選びました。また、ケンブリッジ大学はハイレベルな大学であり、将来国際社会全体のリーダーとなりうる人材と交流できることが非常に魅力的だったので、このプログラムへの参加を決意しました。


準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
日本を基準に比較するため、日本の法律や社会制度、文化について、事前にもっと勉強しておけば良かったです。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
ケンブリッジ大学の学生とディスカッションを行い、彼らの価値観に触れることを目標にしていました。事前に学習していた知識をもとに、授業中や食事中など場所や時間を問わず話すことができました。自分では考えられないようなアイデアにも触れることができたので、刺激的な日々を過ごすことができました。
留学先で学んだ学問について教えてください
- 明治大学で学んでいる分野:法律・国際法
- 留学先で学んだ分野:国際法・ジェンダー法・環境法
環境法やジェンダー法の授業では、日本よりも進んでいる法制度や規範意識について学習することができたので良かったです。日本の水準も上げていく必要があると感じました。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
英語でのコミュニケーション力を培った、模擬裁判
一番印象に残っているのは、模擬裁判です。模擬裁判は、全て英語で行われ、私は検察側で審問を担当しました。英語での相手の返答に対して、すぐに次の質問を繰り出すことはかなり難しく、練習では途中で考え込んで言葉に詰まってしまうこともありました。しかし、ケンブリッジ大学の学生からのサポートや反復練習のおかげで、スムーズに対話できるようになりました。
私はこの経験から、日本語に訳すことなくコミュニケーションする力、つまり、相手から聞いた英語を英語のまま理解し、英語で考え、英語で返す力を培うことができました。

イギリス各地でさまざまなことを体験!
週末はイギリスの各地へ積極的に出かけ、さまざまな体験をしました。特にサッカー観戦では、スタジアムが揺れるほど観客が熱狂しており、ものすごい衝撃を受けました。


メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
語学力の向上だけでなく、視野が非常に広がる経験になりました。「国際社会=欧米」との思い込みが強かったことに気付くことができました。帰国後は、中東地域の学生と交流したり、環太平洋地域と関連のある国際機関でインターンに参加したりしています。また、西元宏治教授のゼミナールで国際法への理解をさらに深めています。

後輩へのメッセージをお願いします
留学はコストがかかりますが、それ以上の経験ができるチャンスに満ちています。留学前から留学後の現在までにつながる、非常に良い経験になりました。少しでも留学に関心があれば、ぜひ挑戦してください!
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