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世界で学ぶ!
2023.08.18

英語とタイ語どちらの語学力も伸ばしたい!たくさんの会話と体験でスキルアップ|佐野なつさん

情報コミュニケーション学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は情報コミュニケーション学部の佐野さんが、タイでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方佐野なつさん(情報コミュニケーション学部3年)

留学先 タイ
大学名 シーナカリンウィロート大学
留学プログラム名 学部間協定留学
留学期間 2023年1月~5月
卒業高校名 愛知県立昭和高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

大学に入学する前から、海外で生活することにとても興味がありました。また、第二外国語としてタイ語を学んでいたこと、学部間協定校にタイの大学があったことから、1年次の冬ごろにタイへの留学を決めました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学を決めた1年次の冬ごろから、授業とは別にタイ語教室に週1回通いました。主に会話表現を学んだり、タイ語で書いた文章を添削してもらったりしました。ネーティブの先生から、自然なタイ語を学ぶことができたので良かったです。

タイ語教室で使っていた教材やノート

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

第二外国語として、タイ語を学んでいたからです。タイの大学へ留学すれば、英語の授業を受けられる上、タイ人の友人もできるので、英語とタイ語のどちらも学べて一石二鳥だと考えました。また、タイのドラマを見て、タイの大学生活は実際にどのようなものか興味を持ったことも理由の一つです。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

マラリアや狂犬病などの予防接種を受けておけば良かったです。特に大きな病気にかかったわけではありませんが、しっかり予防しておけば、留学中に余計な心配をしなくて済みました。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

「タイならではのこと」を積極的に体験することが目標だったので、いろいろなタイ料理に挑戦したり、伝統的なタイの正月行事の水かけ祭り「ソンクラーン(※)」に参加したりしました。また、日常生活でも、友人からの誘いはなるべく断らないようにすることで、タイの大学生の過ごし方を体験することができました。

※ソンクラーン:新年を祝う伝統的なタイの正月行事。旧正月に当たる4月12日から15日に行われる「水かけ祭り」として世界的に知られている。水をかける行為には「敬意を払う」という意味があるため、仏像や年長者に水をかける。タイでは3月から5月は暑季なので、真夏日の猛暑を水をかけることで暑さを和らげている

水かけ祭り「ソンクラーン」

日本語学科の学生との交流会や発表会も、可能な限り参加しました。タイの学生の生活だけでなく、彼らが日本のどんな部分に興味を持っているかについても知ることができました。

日本語学科の発表会に参加した時の一枚

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:文化、芸術
  • 留学先で学んだ分野:言語学、音声学

日本で学んでいた分野と少し異なりましたが、英語やタイ語を学び実際に話す上で役立つ知識を得られました。例えば、音声学の授業です。辞書に載っている発音記号が読めるようになったので、分からない単語を調べる時、読み上げ音声を聞く必要がなくなりました。また、タイ語を学んでいたおかげで、日本語にはない音でも理解できるようになり、学んできたこととタイでの新たな学びとの相互作用もあったので、とても良かったです。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

授業に集中し、分からないことをそのままにしない

授業時間内にその日の内容を理解できるよう、長い授業時間ですがしっかり集中することを心掛けました。そして、次の授業までに前回の授業内容を復習することで、内容を定着させることができたので、テスト前にもあまり困りませんでした。また、教授も優しい方が多く、「分からないことがあったらいつでも質問してね」と言ってくださったので、その場で質問したり復習中に連絡したりして、すぐに疑問を解決することができました。

英語とタイ語の両方をスキルアップするため、たくさんの人と話す

英語もタイ語もどちらの語学力も伸ばしたいと考えていたため、友人との会話を英語半分・タイ語半分になるよう、相手によって使う言語を変えて話していました。また、買い物をする際はタイ語を使うように意識しました。実際に使われている表現を聞いて、自分でも実際に使ってみるよう心掛けたおかげで、注文をする時はタイ語でほとんど困らないレベルになりました。

大学のマーケットで買い物
大学のグラウンドで友人と一緒に食事をしました

また、タイ国内外問わず、積極的に旅行へ行くことを心掛けました。その結果、1月から帰国する6月までに、11の地域へ行くことができました。留学先では言語学を学んでいたので、いろいろな人と話すことで国や地域による英語の違いなどについて学んだ内容を実際に感じることができたので、とても良かったです。

ベトナムの市場にあった、民族衣装アオザイの仕立て屋さん
ナイトマーケットの屋台でご飯を食べた時の一枚

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

「留学中は、自分の性格を変えるくらい積極的に動くべきだ」と理解しつつも、なかなか自分の殻を破れず、後悔したことが何度かありました。それでも、「『どうしてそれが難しいのか』と考える、自分自身に向き合う期間にしよう!」と考え方を変えたことで、自分の特性や性格、得意・不得意、何が嫌いで何が好きかといったことについて新たな発見ができたため、それを言語化できるようになりました。

後輩へのメッセージをお願いします

留学期間は確かに貴重なものですし、たくさんの経験をすることが大切です。しかし、疲れた時や落ち込んだ時には、考え方を変えてみると別の新たな発見があります。こうした視野の広さや違った物の見方を得ることも、留学の醍醐味です。これから留学する皆さん、充実したすてきな留学生活になるよう応援しています!

アユタヤ世界遺産祭りの歴史劇
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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