
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は国際日本学部の栗原さんが、オーストリアでの留学体験を紹介してくれます!
留学先 | オーストリア |
大学名 | ウィーン大学 |
留学プログラム名 | 大学間協定留学(交換型) |
留学期間 | 2022年9月~2023年2月 |
卒業高校名 | 私立横浜雙葉高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
高校2年次にイギリスのエディンバラへ短期留学した際、全く英語が通じず、非常に悔しい思いをしたことに、大学入学後もずっと心残りがありました。この悔しさを払拭し、自身の英語力を改めて試す意味でも、「もう一度留学しよう!」と決心しました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
大学1年次の夏ごろから長期での留学を考えていたため、1年次の夏休みはTOEFL iBTに向けた勉強をしていました。1年次の冬ごろに留学先が決定した後は、留学のための書類作成や滞在先の確保など、留学に向けた準備を進めました。
受験した語学試験があれば教えてください。
TOEFL iBT
- 2022年6月:81点
- 2022年8月:83点
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
留学先としてウィーン大学を選んだ理由は、「国際都市であること」「人類学の講義が豊富であること」「治安が良いこと」の三つです。公用語がドイツ語でありながら、英語も十分通じるという点が、特に魅力的でした。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
防寒着を多めに持っていけば良かったです。ウィーンは9月を過ぎたころから、肌寒くなります。現地で買うことが難しい防寒着は、持っていくことをお勧めします。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。
留学生活を通して、「自分の軸を持つこと」を目標としていました。日本とは違う新たな環境で、自分の力で生活していくことを目的にしていました。
留学先で学んだ学問について教えてください
- 明治大学で学んでいる分野:社会学
- 留学先で学んだ分野:人類学
ゼミなどもまだ決まっていない2年次の秋学期に渡航したので、明治大学と留学先の履修分野が異なっていても全く問題ありませんでした。ウィーン大学では、国際日本学部にはない映像人類学や芸術人類学を学ぶことができたので良かったです。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
留学生が自分しかいないクラスに参加し、英語力を鍛えた
少人数制の講義に参加したことです。美術に関する資料を読んでディスカッションを行う15人ほどのクラスで、留学生は私一人しかいませんでした。英語での発言力とリスニング力が、とても向上しました。

ヨーロッパの他の国々を旅して見聞を広めた
ヨーロッパ中を旅行したことです。中でも、高校2年次のエディンバラ留学で出会ったドイツ人の友人とミュンヘンで再会できたことは、印象深いです。当時は私の英語力が拙く、自分の意思を伝えられないことがもどかしかったのですが、今回の再会では自分の思いを伝えることができたので、非常にうれしかったです。その他、ベルギーのブルージュなど、小さな都市を観光できたことも、良い経験となりました。

メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学を通して、人に頼ることの大切さを学びました。留学前は、全てのことを自分一人でこなすべきだと思っており、なかなか人に助けを求められませんでした。しかし、留学中は一人ではどうすることもできないことが起こります。恥ずかしがらずに勇気を出して周りに助けを求めて頼った方が、良い結果が訪れることもあるということを、身をもって学ぶことができました。

後輩へのメッセージをお願いします
留学は、精神的な面はもちろんのこと、金銭的な面でも決して容易ではありません。しかし、長期留学だけでなく、短期、中期留学やオンライン留学など、留学する方法はたくさんあります。少しでも「留学しようかな?」という気持ちが芽生えたら、留学について調べてみてください。調べるうちに、留学の決意が固まることもあります。少しでも迷っているなら留学に挑戦してみることをお勧めします!
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