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世界で学ぶ!
2023.11.29

自分の可能性を海外で伸ばす/アメリカ サンフランシスコ州立大学(倉持翼さん)

法学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は法学部の倉持さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方倉持翼さん(法学部4年)

留学先 アメリカ
大学名 サンフランシスコ州立大学
留学プログラム名 大学間協定留学(交換型)
留学期間 2021年8月~2022年6月

こちらの記事は、「明治の“いま”がこの1冊に!」広報誌『明治』第98号「世界へ飛び出せ!明大生」からの転載になります。

アメリカ留学のきっかけ

高校生の時に海外の法人を訪問し、「日本のモノを世界に広める」仕事に興味を持ったことがきっかけです。幼い頃からの英会話の先生がサンディエゴ出身で、アメリカに興味があったので、シリコンバレーが近くにあり、ビジネスが盛んなサンフランシスコを選択しました。

なぜサンフランシスコ州立大学に留学をしたのか

サンフランシスコには多様な人種の方々が居住し、サンフランシスコ州立大学は、世界各国から学生が集まる留学生に人気の大学です。そのようなグローバルな環境に身を置き、多様な文化的背景を持つ人々とコミュニケーションを取ることのできる適応力を身に付けたかったためです。

実際、授業内で学生同士でディスカッションをするたびに、新たな意見や価値観を学ぶことができ、刺激的な大学と言えます。サンフランシスコならではのジェンダー学、シリコンバレーのビジネス学やプログラミングの授業を履修でき、ビジネスや文化を存分に学びたい人にお勧めの大学です。

サンフランシスコの風景写真。Coit Tower前で撮影

修学内容

一つ目が、EU(ヨーロッパ連合)の政治に関する授業です。この授業では、EUの組織図や政党などの概要を学んだだけではなく、EU学生模擬会議(他大学とのディスカッション大会)にも参加しました。

EU学生模擬会議では、ラトビア環境大臣役として、EUのエネルギー政策と環境政策を担当しました。ウクライナ侵攻に関するEUの対応や、天然ガス・原子力発電などの電力供給問題、EUでのラトビアの立場など、さまざまな関連事情を考慮しつつ、各国の代表と交渉をして議決案を作り出しました。

二つ目が、中国語の授業です。英語の文法と中国語の文法はとても似ているため、アメリカ留学は中国語も習得するチャンスだと考えました。毎回の授業でのプレゼンテーションや友人同士でのディスカッション、さらにはカリフォルニアの中国語スピーチコンテストにも参加しました。

サンフランシスコの簡単な紹介

公共交通機関は充実していて遊びやすく、留学生にとって生活しやすい町です。大きなジャパンタウンやチャイナタウン、リトルイタリー(イタリア街)などがあり、多文化が混合していて、世界中の文化をこのサンフランシスコで吸収できます。

2022年3月に、東海岸主要都市旅行(シカゴ、ワシントン、ニューヨーク、ボストン)に行った際のタイムズスクエア(ニューヨーク)での一枚

現地での苦労

私が特に苦労したことは、授業です。私は、現地の学生たちと意見交換ができる国際関係学や法律の授業を選択していました。どの授業でも英会話の知識のみならず、自身の意見を述べるための専門知識も求められます。そこで私は、英会話の知識を得るために毎朝1時間、YouTubeでニュースや英会話表現を学習し、専門的な知識を身に付けるために放課後の2時間、授業の予習や課題を行っていました。これらにより、ディベートやディスカッションの場でも自信を持って発言ができました。

現地での思い出

友人とのホームステイやアメリカ主要都市旅行、ワイン勉強会、パーティーなど、多くありすぎて書き切れませんが、特に印象に残っているものが、少林寺拳法サンフランシスコ支部での経験です。少林寺拳法は日本の武道で、私の趣味の一つです。現地で練習会に参加し、言語が違う環境下で、体の動きを学びました。週2日の練習会の後には、練習仲間の方々と一緒に食事をし、会話を楽しんだことは、とても良い思い出です。

練習をしたことのみならず、桜祭りという、サンフランシスコ日本町のお祭りの舞台で少林寺拳法の演舞を披露しました。現地でこういった経験ができた事は、私の自信にもつながりましたし、同時に、日本文化の一つである少林寺拳法の普及に協力できたことが何よりもうれしく思っています。

少林寺拳法の演舞の練習風景。少林寺拳法サンフランシスコ支部で週2回の練習を行っていた。支部の皆さまには、とても親切にしていただき、日本ではできない多くのことを体験した

最後に

私は海外留学で、将来の選択肢を増やすことができました。留学では、語学力向上だけではなく、皆さんの視野を広げ、新たな考え方ができるようになります。やらずに後悔するより、とりあえずやってみる! ぜひ、海外留学にチャレンジしてみましょう!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、広報誌『明治』第98号発行当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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