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世界で学ぶ!
2023.12.22

アメリカ短期留学を経てデンマーク長期留学に挑戦中!積極的な異文化交流で視野が広がる(成清大輝さん)

国際日本学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は国際日本学部の成清さんが、現在留学中のデンマークでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方成清大輝さん(国際日本学部2年)

留学先 デンマーク
大学名 コペンハーゲン大学 人文学部
留学プログラム名 大学間協定留学(交換型)
※明治大学外国留学奨励助成金についてはこちら
留学期間 2023年9月~2024年1月(留学中)
卒業高校名 東京都立八王子東高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

中学生の頃、ニュージーランドに旅行をした際、日本とは全く異なる生活環境に大きな刺激を受けたことがきっかけで、「いつかは海外で生活してみたい!」と考えるようになりました。明治大学に入学した時には、「在学中に、いつかは留学に挑戦しよう!」と決心していました。中学生の頃には一切通用しなかった自分の英語力が、どこまで伸びたのかを試したかったことと、海外の大学で学び、生活することができれば、自分にとって大きな自信につながると考えたことが理由です。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

出願にはTOEFL iBTなどの語学試験の点数が必要であるため、1年次にはTOEFL iBTの対策になる授業を履修していました。国際日本学部は留学や英語学習に注力しており、さまざまなカリキュラムやサポートが充実しています。これは私が国際日本学部を選んだ理由の一つです。また、留学が決定してから、英語でのコンテンツに多く触れるようにしました。洋画を見たり、洋楽を聞いたりと、日常生活の中で英語を使う機会をなるべく増やす努力をしました。

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL iBT

  • 2022年10月:67点

TOEIC

  • 2023年5月:825点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

1年次の夏に、明治大学国際日本学部が認定しているICYE Japan海外ボランティアプログラム(短期留学)に参加しました。「小さな政府(※)」と呼ばれている個人主義の強いアメリカで3週間生活をしたことで、「逆に大きな政府と言われている福祉の手厚い北欧の国の生活は、どのようなものなのか」と関心を持ちました。北欧に住む人々は幸せだと言われていますが、それがなぜなのか自ら体験してみたいと考えました。そのため、留学先をデンマークに決めました。

※小さな政府:低福祉低負担の思想、またはこの思想に基づいて政策を行う国家を表す言葉

留学生活について

留学先で学んでいる分野・学問を教えてください

私が学んでいることはデンマークに関することが中心です。デンマークの歴史、社会、文化などを包括的に学ぶ授業や、建築や都市計画を扱う授業を履修しています。また、日本に関して学ぶ授業を履修したことで、これは日本にいた時には分からなかった新たな気付きが多くあったので、自分の国を客観視することにかなり役立ちました。

Excursion(授業の遠足)で行ったFrederiksborg Castle

留学中に感じる最も大変なことを教えてください

毎日のように何らかの集まりがあるため、自分の時間があまり確保できないことです。交流があるのはとてもうれしいのですが、場合によっては、長引いてかなり遅い時間になることがあるので、体力的にも大変です。出会いの場が多い反面、生活スタイルは大きく変わります。

留学中に感じる最も楽しいことを教えてください

新たな出会いと体験が非常に多くあることです。さまざまなイベントも用意され、毎日のように新たな人と出会う日々は、とても充実しています。食べ物、音楽、言語など、世界中の異文化を体験することができています。

ルームメートとの夕食

留学中はどのようなことを目標として留学していますか?また、それは達成できそうでしょうか?

デンマークだけでなく、さまざまな国の友人を作ることを目標にしていました。この目標は達成できそうです。留学生同士の交流の場は多く用意され、寮もほとんどが留学生で構成されているので、異文化交流は頻繁に行われています。お互いの国の食事や音楽を紹介し合うなど、充実した時間を過ごすことができています。

秋休みを利用し、ノルウェーに旅行に行きました

留学中に自身が最も成長したと感じることを教えてください

英語を話すことへの抵抗感がほとんどなくなったことです。渡航して最初の頃は、自分の英語力に自信がなく、積極的に会話をしようとはしていませんでしたが、留学生活をするにつれて自信が生まれ、今では会話を楽しむことができるようになりました!

Excursionでコペンハーゲン市議会を訪れました

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

出身の異なるルームメートと積極的に交流

ルームメートとの交流を積極的に行っています。定期的にそれぞれの出身国の料理を作り合ったり、週末にはボードゲームで遊べる有名なカフェなどに行ったりしています。私を含めた4人は出身がそれぞれ異なるため、文化の違いに驚かされることが多々あります。日本文化を紹介する時は、いつも何が最も喜ばれるのかを真剣に考えていますが、お好み焼きの作り方を教えた際に、「かつお節」が全員に不評だったことには衝撃を受けました。

ルームメートにお好み焼きの作り方を教えました
ルームメートとカフェを訪れた際の様子

ヨーロッパのハロウィーン文化を全力で体験

ヨーロッパでのハロウィーン文化を余すことなく体験しました。スーパーで彫刻用の大きなかぼちゃを買ってきて、顔を彫ってジャック・オー・ランタンを作ったり、ハロウィーン風の料理を作ったり、仮装パーティーに参加したりしました。仮装コンテストのようなものも催され、友人が優勝していました。街全体がハロウィーン一色に染まっており、日本との違いを感じました。

大きなかぼちゃを購入し、顔を彫りました
ハロウィーン風のシチューを作りました

今後(留学後)について

将来の夢を教えてください

主に二つあります。一つ目は、航空業界で英語を使った仕事に就くことです。留学で飛行機に乗る機会が増え、この業界への憧れが大きくなりました。留学前には「英語を日常で話すことなど自分には難しい」と考えていたのですが、留学を通して、英語に対する抵抗感はなくなりました。

二つ目は、留学で学んだことを生かして、日本の都市計画などに携わる仕事に就くことです。コペンハーゲン大学ではUrban Designの授業を履修しており、日本にはないような考え方や都市の作り方を学びました。日本の都市計画にも反映できる部分があると感じ、日本の街がより住みやすい場所になるように少しでも貢献したいと考えています。

Urban DesignのExcurionでコペンハーゲンの水路に面する住宅街を訪れました

留学で得た経験をどう将来に生かしていきたいですか?

この留学では、デンマークを中心としたヨーロッパの文化に多く触れ、生活スタイルの違いもかなり感じました。これは自分の視野を広げるきっかけになり、日本の良いところだけでなく悪いところも、留学前より客観視できるようになりました。今後は、ここで得た経験を生かして、日本社会に対して自分の考えをさらに持つことができるようになりたいです。また、国際交流の楽しさにも気付くことができました。帰国後も積極的にこのような場に参加したいと思います。

留学を志す明大生に向けてメッセージをお願いします

留学に行くか行かないかで悩んでいるなら、ぜひ挑戦することをお勧めします。世界中に友人ができて、毎日が刺激でいっぱいです。楽しすぎて留学期間を半期にしたことを後悔しているほどです。当然、大変なことはありますが、「留学に行って良かった!」と必ず感じることができます。頑張ってください!

キャンパスの様子
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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