
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は政治経済学部の松井さんが、シンガポールでの留学体験を紹介してくれます!

留学先 | シンガポール |
大学名 | 南洋理工大学 |
留学プログラム名 | 学部間協定留学(授業料免除型) |
留学期間 | 2022年8月~2023年5月 |
卒業高校名 | 私立明治大学付属明治高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由は?
きっかけは、父の仕事の都合で7年間海外にいたことです。幼い頃から海外で生活していた経験から、大学でも海外で学び、生活することに自然と興味が湧きました。決心した理由としては、興味に加えて、海外で自立して生活する中で、自分の強みがどのように通用し、何がどのように通用しないのかを確かめたいと考えたからです。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
IELTSは夏に1カ月ほど、毎日3時間勉強しました。当時は、自習環境が充実している和泉キャンパスに毎日通っていました。和泉キャンパスのメディア棟内自習室は、一人当たりの利用可能なスペースが広く、静かで、さまざまなデザインの自習エリアがあるため、気分転換をしながら自習に励むことができます。
受験した語学試験があれば教えてください。
IELTS
- 2021年10月:6.0点
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
ゼミでアジアの比較政治学を学んでおり、アジアに興味があったことから、アジアに協定校が多い政治経済学部の学部間協定留学を選択しました。そして、さまざまなバックグラウンドを持った人が多く、能力や成果を重視する環境に身を置きたいと考え、シンガポールを選びました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけば良かったと思うグッズはありますか?
ビザ発行手続きについて、早くから理解を深めておくことをお勧めします。留学先の大学からビザ発行手続きに関する膨大な資料が提供されるので、これらを一つ一つ詳細に理解しておくことで、実際の手続きの際に滞りなく進めることができます。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
100人以上の社会人と交流し自身のキャリア観を明確にすること、自分の何が通用して何が足りないのかを明確にすること、自分の譲ることができない価値観を見つけること、これらを目標として留学し、全て達成することができました。

留学先で学んだ学問について教えてください
- 明治大学で学んでいる分野:アジアの比較政治学
- 留学先で学んだ分野:電子政府(※)
特に深めた学びは電子政府についてです。留学という貴重な経験の中で、「日本では学ぶことができないシンガポールらしいことを学びたい!」という思いがありました。日本で学んでいることと違う分野を学ぶことについては、全く問題ありませんでした。せっかくの留学という貴重な機会であるため、自分が本当に学びたい分野に関する授業を履修することをお勧めします。
※電子政府:電子政府とは、コンピューターやネットワークなどの情報通信技術(IT)を行政のあらゆる分野に活用することにより、国民や企業の事務負担の軽減や利便性の向上、行政事務の簡素化・合理化などを図り、効率的・効果的な政府を実現しようとするもの

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
ラオスへの旅行
「自分たちの力で旅に面白さを見出していく」というコンセプトでラオスを旅しました。ある時、泊まる予定のホステルまで30km近くある中で、交通機関が一切ない状況がありました。そこで、現地の方と懸命に交渉し、トゥクトゥクを2回乗り継いで、なんとか無事にホステルに到着するという経験をしました。
また、ラオス国立大学へ訪問した際にできた友人たちとの貴重な思い出もできました。ラオス国立大学は、一般の人もキャンパス内に入ることができます。キャンパス内を散策していると、日本と関係のある建物があり、そこで友人たちと出会いました。彼らと交流する中で、現地の政治状況や日本への印象などを学ぶことができました。
現地のサッカーチームでの活動
現地の社会人サッカーチームに参加しました。このチームでの活動において、さまざまなバックグラウンドを持った方々とリーグ優勝を目指し、チームで努力しました。「仕事で結果を出すことが大切だ」と考えている方々が多く、彼らの考えに触れたことで、試合や練習でも目に見えるかたちで「結果を出す」ことは重要なことだと感じるようになりました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学の充実度は、自分が後悔しない選択をすればするほど高まります。留学を通して、何かをやると決めてやり遂げる完遂力が向上したと思います。
後輩へのメッセージをお願いします
正解は選ぶものではなく、作るものです。「留学はこういうものだろう」といった典型的な留学のイメージを一度取り払い、自分が本当にしたいことは何なのかを考えてみてください。自分の向かいたい方向や、挑戦したいことについてじっくりと考えることがとても大切です。ぜひとも悔いのない最高の留学生活を実現してください!

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