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2024.03.11

ノルウェーW杯のボランティアに挑戦!たくさんの交流で精神的に成長|小島英里子さん

法学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は法学部の小島さんが、ノルウェーでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方小島英里子さん(法学部4年)

留学先 ノルウェー
大学名 インランドノルウェー応用科学大学
留学プログラム名 大学間協定留学(交換型)
留学期間 2022年8月~2023年6月
卒業高校名 私立鷗友学園女子高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

両親の仕事の影響で幼少期から漠然と海外に興味がありましたが、高校2年生の時に短期の語学留学を経験し「語学学習だけでなく、現地での日常生活を体験したい!」と感じたため、大学入学前から、在学中に1年間留学することを決めていました。本来は2年次で留学して、余裕を持って就職活動を行いたいと考えていましたが、コロナ禍で実現せず、3年次の秋まで延期することになりました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学プログラム応募のためにTOEFL iBTを受験するに当たり、単語帳や4技能対策などの教材を一通り解きました。しかし、2年次の夏休み頃から多忙であったため、留学プログラムの応募締め切り直前にTOEFL iBTを受験することになってしまい、スコアを伸ばすための勉強をする余裕がありませんでした。ノルウェーへの留学が決まってからは、Netflixを見たり、スラングを紹介しているSNSをチェックしたりと、日常生活で使える英語に触れることを特に意識しました。

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL iBT

  • 2021年10月:66点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

ノルウェーの他に、デンマーク、スウェーデンの大学を志望していました。北欧を留学先に選んだ理由は二つあります。一つ目は、北欧の高福祉国家の仕組みに興味があったからです。二つ目は、ヨーロッパ各国から留学生が集まる場所で治安が良く、英語を話すことができる人が多いため留学先に最適だと考えたからです。法学部から北欧に行くことができる留学プログラムは大学間協定留学だったので、このプログラムを志望しました。

登校中の一枚。校舎がとても近代的でした

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

語学試験のスコアは満足のいく結果ではなかったため、もっと早い時期から勉強すべきだったと後悔しています。特に、留学先で履修する分野に近い問題を解いておけば、授業で非常に役立っただろうと感じました。ただし、TOEFL iBTに出てくる英語は日常生活ではあまり使う機会がないので、留学の目的に合わせた英語学習をすることをお勧めします。

持っていくべきだったものは、化粧品です。現地で買ったほとんどの化粧品が肌に合わず、急きょ親に日本から送ってもらう羽目になりました。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

現地の文化と日本の文化を比べることを目標に、「Culture and Communication」という授業や日常生活を通して理解を深めることを心掛けました。例えば、海外には自己主張の強い人が多いというイメージがありましたが、実際は文化でひとくくりにすることはできず、個人の性格の違いも大きいと感じたことなど、留学前と後で印象が変わったことがたくさんありました。

語学力に関しては、目標を達成するために他国の学生とコミュケーションをたくさん取る努力をすれば、結果的に向上するだろうと考えていました。

よく友人と一緒に食事をしていました。パスタの手軽さは世界共通です!

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:国際関係論
  • 留学先で学んだ分野:イベントマネジメント、経営戦略(基礎的な部分のみ)、文化とコミュニケーションなど

事前に、興味がある授業を絞って難易度と初心者でも履修できることを確認したので、問題なく授業についていくことができました。受験生の頃、法学部の他に国際系の学部にも興味を持っていたこともあり、法律にとらわれず幅広い授業を履修できた点が良かったです。

5月17日はノルウェーの憲法記念日で、街中がお祝いムードになります

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

積極的にたくさんの人と関わる

現地に到着してすぐの段階から、とにかくたくさんの人と関わることを意識してイベントやパーティーに積極的に参加しました。最初は英語力が足りなかったことと、私自身が内向的で一人の時間が必要な性格だったことから苦労しましたが、幸い友人に恵まれて楽しく過ごすことができました。おかげで、春学期に留学生が入れ替わった時には、あまり緊張せず新しい留学生に自分から話し掛けることができるようになっていました。現地で知り合った友人とは帰国後も連絡を取り合っています。

クリスマスパーティーを開きました!
秋学期、特に仲の良かった友人たちとの一枚。帰国後も連絡を取り合っています

ボランティア活動に挑戦

半年で大半の留学生が入れ替わったので、春学期以降は、1年間滞在する学生たちで、国際事務室のお手伝いとして寮の案内ツアーやイベントの企画・運営などを行いました。この活動期間中に文化や性格の違いをかなり感じ、結果として留学の目標達成に直結する経験となりました。

また、大学のあるリレハンメルは1994年にオリンピックを開催した都市で、今でも毎年スキー競技のW杯が開催されているため、このボランティアに挑戦しました。大学外の人とも関わることができ、日本代表の選手や関係者の方をボランティアをしながら応援することができ、やりがいがありました。

W杯の会場の様子。近くで観ると迫力があります

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

留学を通して、自分の意思を尊重する力と英語力が向上しました。留学先で出会った友人との会話の中で自分を見つめ直し、帰国後は自分のやるべきこと・やりたいことを考えて行動するようになったので、充実した生活を送ることができています。また、英語力に関しては、帰国の半年後にTOEICを受験したところ110点ほどスコアが上がっていました。個人的にはリスニングよりも速読力が伸びていたことに驚きました。

休暇中に、世界最北の地と言われるスヴァールバル諸島に行きました!

後輩へのメッセージをお願いします

留学を検討している方は、自分がなぜ留学したいのか一度言語化してみると良いです。そして、留学中は周りに流されず自分で立てた目標に忠実に行動することが大切です。そうすることによって、すべきことの優先順位が見えてきます。完璧主義になりすぎず頑張ってください。皆さんの留学生活が充実したものになるよう応援しています!

トナカイとの一枚。トナカイと一緒に空一面に広がるオーロラを見た時の感動は忘れられません!
北欧といえばオーロラですが、真珠母雲という虹色の雲も極地でしか見られない現象だそうです
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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