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世界で学ぶ!
2024.03.12

見聞を広めるために/カリフォルニア大学デービス校(小松佑聖さん)

総合数理学部学生留学国際交流海外トップユニバーシティ留学海外トップユニバーシティ留学奨励助成金

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は総合数理学部の小松さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方小松佑聖さん(総合数理学部2年)

留学期間2023年6月~9月

留学先 アメリカ
大学名 カリフォルニア大学デービス校
留学プログラム名 海外トップユニバーシティ留学奨励助成金A対象プログラム
カリフォルニア大学デービス校サマーセッションズ
※2024年海外トップユニバーシティ留学募集要項は、こちら。(参考)
※明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金は、こちら

こちらの記事は、「明治の“いま”がこの1冊に!」広報誌『明治』第100号「世界へ飛び出せ!明大生」からの転載になります。

留学のきっかけ

一言で言えば、新しい刺激が欲しかったからです。留学を通じて異なる国や文化に触れることで、新しい視点や経験を得ることができれば、自分の考え方が広がり、視野が拡大されると考えました。また、先端技術の集積地であるアメリカで学んでみたいと思い、留学を決めました。

カリフォルニア大学デービス校を選んだ理由

カリフォルニア大学デービス校(以下UCDと呼びます)は農学や獣医学によって発展し、現在は工学や生命科学、経済学なども学ぶことができる総合大学で、持続可能性や環境意識の高い研究が盛んです。私はこれからの時代においてこれらのキーワードはとても重要だと考え、UCDを選びました。また、デービス市の治安がとても良いということもUCDを選んだ理由の一つです。

留学先での修学内容

UCDでは5つの授業を履修しました。その中でも印象に残っているのが、航空機に関する授業とSDGsに関するセミナーです。航空機に関する授業では、ライト兄弟の初飛行から現在研究が盛んな空飛ぶ車までの歴史、翼やエンジンの効率性を高めるための構造、騒音問題とその解決策など、航空分野の概論を学ぶことができました。

一部の授業では、教授が学内の院生や博士を招き、現在研究している内容を紹介してもらう機会がありました。その中で特に興味深かったことは、鳥の飛行の仕組みをドローンの飛行に応用するという研究です。生命科学に強いUCDらしい研究だと思いました。

SDGsに関するセミナーでは、SDGsのアジェンダや17の目標に誰がどのように関わるか、そして、問題解決への取り組み方を学習しました。そして、17の目標から一つを選び、それについて議論をし、発表を行いました。私は「気候変動に具体的な対策を」という13番の目標を選んだチームに入り、公共交通機関と絡めて、「持続可能な公共交通機関はどのようなものか」について議論しました。

デービスの紹介

デービスはカリフォルニア州都サクラメントの西に位置する小さな都市です。学生の主な交通手段は自転車で、市内には駐輪ラックや自転車道が多く整備されています。野生の動物が多いことが特徴で、大学内の広場ではたくさんのリスを見ることができますし、市内の道路では七面鳥のような大きな鳥が歩いていてとても面白いです。

娯楽の面では、UCDには学生が無料で使えるジムやゲームセンター、市内には映画館があります。学内には留学生が多く、さまざまな文化に触れることができます。

大学内の広場で撮影したリス。いたるところにいます

現地での生活

私はホームステイをしたのですが、他国の留学生と共同生活をしたことがとても思い出深いです。中国、インドネシアからの留学生とベトナムからの獣医学の先生と共同生活をし、好きな映画の話や、お国柄などの話をしてとても勉強になりましたし、楽しい日々でした。

アメリカの公共交通機関は自転車をそのまま乗せることができるため、現地で借りた自転車と共にいろいろな場所へサイクリングしたことも楽しい思い出です。

サンフランシスコを訪れた時の写真。サイクリングしながら、ゴールデンゲートブリッジを渡ったのですが、風がとても気持ち良かったです

現地での苦労

やはり、英語力です。私が受けた授業では、セミナーはもちろんのこと、物理学でもディスカッションがあったので、聞く能力だけでなく、話す能力も必要でした。そのため、YouTubeやテレビなどを英語字幕付きで視聴することで聞く能力を高めつつ、授業で使っていた語彙、使いそうな語彙の意味を調べてメモしておき、できるだけディスカッションに参加できるように予習を行っていました。

最後に

この留学では、楽しかったこと、大変だったこと、いろいろありましたが、どれも一生忘れられない思い出です。何か特別な経験をしたい人、新たな刺激が欲しい人、海外留学はいかがでしょうか?

帰国する際にホストマザーと撮った写真
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、広報誌『明治』第100号発行当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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