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世界で学ぶ!
2024.05.08

ドイツでビジネスを学ぶ!視野が広がり「自分らしい人生」を歩もうと決意。新たな留学へ(獅子倉彩華さん)

経営学部学生留学国際交流付属明治高等学校・明治中学校

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は経営学部の獅子倉さんが、ドイツでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方獅子倉彩華さん(経営学部4年)

留学先 ドイツ
大学名 オスナブリュック応用科学大学 経営管理・社会科学部
留学プログラム名 学部間協定留学(交換型)
留学期間 2022年9月~2023年7月
卒業高校名 明治大学付属明治高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

中学生の頃から海外への憧れがあった私は、「大学では留学をして視野を広げたい!」と考えていました。そして自分のキャリアを考える上で、将来の夢を決める前に「井の中の蛙」状態から抜け出して、自分の将来の可能性を広げたいと考え、留学を決心しました。そのため、1年次の初めから留学するための準備をコツコツと行っていました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

大学1年次から積極的に情報収集をしました。具体的には、経営学部事務室で留学報告書を読んだり、留学説明会に参加したり、先輩方からZoomやメールを通じてお話を聞いたりしました。夏休みからは英語の勉強を本格的に始めました。2年次では、インターネットで情報を調べると同時に、英語のシャドーイング(※1)も行っていました。

※1 シャドーイング:英文を見ずに英語音声を聞きながら、0.5~1秒後を追いかけるようにまねして発音する英語学習法

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

ビジネスを専門的に学びたいと考え、経営学部の学部間協定留学を選びました。経営学部の先輩方から、現地で履修したい授業やゼミ、帰国後の単位認定などについて情報を得ることができたことも、決め手の一つでした。

オスナブリュック応用科学大学は、少人数授業で先生との距離が近いことや、バディプログラム(※2)などの大学のサポートが充実していること、そしてオスナブリュックが学生街で治安が良く、平和で、留学生とも現地学生とも盛んに交流が行われていることから、選びました。

※2 バディプログラム:現地学生と留学生がペアとなり、交流を通じて留学生の生活をサポートする制度

オスナブリュックの中心地の風景

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

常備薬を多めに持って行けば良かったです。留学中、熱が出て4日間くらい寝込んだことが二度ありましたが、薬が途中で足りなくなり、日本から送ってもらったところかなり高くついたので、念のため多めに持って行くことをお勧めします。

また、現地に着いてからSIMカードを買うまでの間、スマートフォンを使うことができるように、日本でSIMカードを買って持って行くと良いです。現地でSIMカードを買うためには住民票などが必要になり、手に入るまで時間が掛かるので、買えるようになるまで一時的に使う仮のSIMカードがあると、とても便利でした。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

一つ目は、たくさんの人に出会って話を聞き、自分の考えを広げること。二つ目は、世界を見ること。この二つを目的・目標とし、ドイツ留学を決めました。

一つ目に関して特に印象的だったことは、Wish Bookを作りみんなに将来の夢を書いてもらったことです。今まで私は「将来の夢=職業」と考えていましたが、みんなの夢を知ることで「将来の夢とは、なりたい自分のことである」ということに気付きました。二つ目については、実際にドイツで生活し、さらに11カ国を旅行して、肌で文化の違いや歴史を感じました。結果として、どちらの目標も達成することができました。

一緒にジャズ&モダンダンスをした友人たちとの一枚

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:ビジネス、グローバルマーケティング
  • 留学先で学んだ分野:国際ビジネス、イベントマネジメント

「ビジネス」という大きな枠組みは同じでしたが、授業でのアプローチや内容は日本と少し違いました。友人から事前にたくさん情報を聞いて備えていたため、問題なく受講することができました。対話型の授業が中心だったので、学生が積極的に発言や質問をすることでより主体的に学ぶことができました。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

日本の魅力を伝えるイベントを主催

Japan Nightというイベントを主催しました。留学前は、日本のことは海外でよく知られているだろうと思っていましたが、実際は、漠然と「アジアの一部」と捉えられていました。そこで、日本の魅力を伝えたいと思い、日本食を作るイベントを開催することにしました。留学生主催のイベントが大学で初だったため、前例がなく開催までの準備は大変でしたが、「人の心を動かすことが自分の幸せになる」と感じる貴重な経験になりました。

Japan Nightでの一枚
Japan Nightの様子①
Japan Nightの様子②

現地の様子をSNSで毎日発信

現地にいるからこそ見える景色や文化、生活様式を、Instagramで毎日発信していました。例えば、ドイツではビーガン製品の市場が大きいことや、学生食堂にも毎日ビーガンメニューがあること、ビーガンマヨネーズもいつでも手に入ること、スーパーにペットボトルのデポジット(※3)コーナーがあること、クリスマスマーケットの様子などを紹介しました。この発信では、一貫して、気付きを言語化して伝えることができました。

※3 デポジット:あらかじめ容器代などを支払っておき、使用後に返却する際、払い戻される料金を指す。預かり金払い戻し制度のこと

Instagram投稿の一部
友人たちと地元のクリスマスマーケットへ行った際の一枚

最後に

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

「『自分』らしい人生を歩もう」と考えるようになりました。ドイツでは、高校卒業後にギャップイヤー(※4)を取る人や、大学在学中に専攻を変更する人がたくさんいます。このような人々の存在を知り、彼らの「自分のタイミングで自分が行きたい道に忠実に進む姿勢」にとても刺激を受けました。私も自分の目指す道を突き進んでいこうと決心し、2024年秋学期からイギリスへ1セメスター、留学に再度行くことにしました!

※4 ギャップイヤー:大学入学前に、留学やインターンシップ、ボランティア活動などの経験を積む1年間のこと

後輩へのメッセージをお願いします

留学前は、本当に行くべきか悩んだこともありましたが、今は留学に行っていない人生が考えられないほどです。「学生時代にしかできないことは何か」「今本当に挑戦したいことは何か」「ワクワクすることは何か」と自分に問い掛けて、飛び込んでみてください!実際に世界を目にすると、視野が本当に広がります。自分で自分の可能性を広げていきましょう!

帰国前に寮の庭でGoodbye partyを開いた際の一枚
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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