
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は国際日本学部の水田さんが、オーストラリアでの留学体験を紹介してくれます!
留学先 | オーストラリア |
大学名 | マッコーリー大学 |
留学プログラム名 | 大学間協定留学(交換型) |
留学期間 | 2023年2月~2023年11月 |
卒業高校名 | 明治大学付属明治高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
姉の影響で、中高生の頃から留学に漠然と興味を持っていました。本格的に留学を決心した理由は二つあります。
一つ目は、日本で勉強して培ってきた英語力を現地で試してみたいと思ったからです。また、日本での学習ではなかなか身に付けられなかった、本場のナチュラルな英語を身に付けたいと考えました。二つ目は、異なる文化や価値観に触れたいと思ったからです。多文化共生や多様性について興味を持って学んでいたので、多国籍国家といわれているオーストラリアでさまざまな価値観に触れることで、視野を広げたいと考えました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
英語を継続して勉強していました。TOEICやTOEFL iBTなど、自分なりに目標を設定してモチベーションを保っていました。留学前にできる限り英語力に磨きをかけておくことで、留学中の楽しさや英語力の伸び方が大幅に向上すると思います。
受験した語学試験があれば教えてください。
TOEIC
- 2021年8月:925点
- 2024年2月:950点(帰国後)
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
オーストラリアの大学の中でもマッコーリー大学は、特に教育レベルが高い大学として有名なので、良い刺激を受けて学業に励むことができると考えて選びました。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
いろいろと準備をして持って行きましたが、逆に私は「こんなにたくさん持ってこなくても良かったな」と感じました。オーストラリアにはさまざまな国籍の人が住んでいるため、現地で大抵の物は買うことができます。割高にはなりますが、日本の商品も手に入りやすいので、特にこだわりのある物以外は、持って行く必要はないと感じました。強いて言えば、現地の友人に配ることができるような日本のお菓子を持参することをお勧めします。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
スピーキングのスキルを向上させるという目標は、達成できました。外国人の友人とたくさん話したり出かけたりして、英語中心の生活を送っていたため、スピーキング力は格段に向上しました。ネーティブが日常会話で使う表現も身に付いたので、成長を実感できました。
また、多様な価値観に触れて広い視野を持つという目標についても、達成できたと感じています。授業や部活動を通して、自分とは異なる文化や背景を持った人たちと出会って交流していく中で、今まで「当たり前」だと思っていたことや先入観を、取り払うことができました。
留学先で学んだ学問について教えてください。
- 明治大学で学んでいる分野:多文化共生、多様性(ジェンダー)
- 留学先で学んだ分野:ジェンダー、哲学、人文科学、ストーリーテリング
哲学の授業は専門性が高く、英語で理解することは難しかったですが、きちんと予習・復習をすることで何とかついていくことができました。予習・復習には時間が掛かり大変でしたが、多くの学びがあったので充実した時間でした。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
アカペラ部で、言語や文化の壁を乗り越え活動
マッコーリー大学のアカペラ部での活動に挑戦しました。それぞれの文化の違いにかかわらず、全員で一つの作品をつくり上げることに興味を持ち、私自身が音楽を聞いたり歌ったりすることが好きだったので、入部を決めました。言語や文化の壁に苦労もしましたが、積極的に話し掛けて親睦を深めることができたので、最終的に帰国後の今でも連絡を取り合うほど仲の良い友人もできました。


とにかく外に出て経験を重ねる
たくさん外に出て、限りある時間の中でさまざまな経験をするように心掛けていました。時には「部屋に一人でいる方が楽だな」と感じることもありましたが、友人と話すだけでも異文化交流になりますし、一人で外に出て歩くだけでも日本とは違った景色を見ることができます。留学先での経験は、全て学びにつながり良い思い出となりました。


最後に
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
成長した部分は二つあります。
一つ目は、英語力です。特に英会話では、「完璧な文法、語彙に固執しないこと」を学びました。留学当初は、日本で学習した文法や難しい単語を使おうとして、言葉に詰まってしまっていました。しかし、次第に、完璧な英文が求められているわけではなく、「細かいことは気にせず、相手の言いたいことが理解できれば良い」と考えている人ばかりだと気付きました。頭の中で英文が完成していなくても、知っている単語で話し始めれば良いと学んだことで、以前よりも速やかに英語が口から出てくるようになり、会話がスムーズになりました。
二つ目は、広い視野です。日本で同じような文化を持つ人たちに囲まれて生活していると、それが当たり前だと考えがちです。異なる文化や価値観を持っている人との出会いで、自分の固定概念や先入観に気付くことができました。自分とは違った部分を多く持つ人たちと共に生活をして、相手の視点に立って考えることが習慣になったので、視野を広げることができました。
後輩へのメッセージをお願いします。
私は、留学に行って本当に良かったと感じています。留学を経験したからこそ知る葛藤や喜びは、確実に人生の糧になります。ぜひ、自分なりの目標を持って、勇気を出して留学にチャレンジしてください。応援しています!

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