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2026.07.01

国連ユースボランティアとしてガーナで活動――自ら考え主体的に行動する大切さを学ぶ|結城美桜さん

国際日本学部学生留学国際交流

明治大学の長期海外実習プログラムの一つに、学生が国際協力の現場を直接経験できる「国連ユースボランティア(UNYV)」があります。このプログラムに参加し、アフリカ・ガーナの国連資本開発基金(UNCDF:United Nations Capital Development Fund)で、2025年9月から5カ月間の現地ボランティア活動を経験した結城さん(国際日本学部4年)に、異国の地での奮闘と成長について、お話を伺いました。

国連ユースボランティアでの活動を紹介してくれた方結城美桜さん(国際日本学部4年)

プロフィール写真

国連ユースボランティアで派遣された国・組織 ガーナ・ 国連資本開発基金(UNCDF)
派遣期間 2025年9月~2026年2月(5カ月間)

国連ユースボランティア(UNYV)とは

国連事務所において、さまざまなバックグラウンドを持つ人々との協働を通じて、グローバル人材として必要な国際社会に関する知識や異文化理解、チームワークなどを培うことを目的とした約5カ月間のプログラムです。派遣地は年度によって異なりますが、原則として国連ボランティア計画の拠点がある国において実施されます。途上国の開発援助や国際協力に興味のある学生向けのプログラムです。

国連ユースボランティアでの活動について

国連ユースボランティアに参加したきっかけを教えてください。

元々、国際協力や国連の活動に興味があり、大学入学前から国連ユースボランティアの存在を知っていました。明治大学に入学後は、1年次から英語の対策を始めていました。

また、1年次の春休みにはウガンダでのボランティア活動を経験したり、国連ユースボランティアに参加した先輩方から情報収集を行ったりするなど、早期から準備を進めてきました。3年次に、アフリカのベンチャーキャピタル(VC)でのインターンシップを検討していた際、ガーナの国連資本開発基金(UNCDF)への派遣枠があることを知り、自分の興味と合致していたため、応募を決意しました。

派遣先である国連資本開発基金(UNCDF)とは、どのような組織ですか。

国連資本開発基金(UNCDF)は、後発開発途上国を対象に、人々が自立的に生活を改善できるよう金融や地域経済の仕組みづくりを支援する機関です。具体的には、小規模ビジネスへの資金調達の仕組みづくり、デジタル決済などの金融サービスの普及、地域政府と連携した経済発展の推進などを行っています。

現地では、どのような業務に従事しましたか。

コミュニケーションおよびナレッジマネジメントの担当として、事務所の活動や成果、発信に携わりました。主な業務は、広報資料やチラシの作成、活動記事の執筆、インタビュー動画の制作です。これに伴い、起業家や金融機関へのインタビュー、イベントの取材を行いました。また、ワークショップやミーティングの運営補助も行いました。

国連ユースボランティア(UNYV)ならではの経験と成長

現地の活動で大変だったこと、それをどのように乗り越えたか教えてください。

着任当初は、専門的な内容を英語で議論することに自信が持てず、会議で自分の意見を発言できない時期がありました。これを克服するため、業務時間外の英語学習に加え、日本人職員や上司への相談を通じて業務への理解を深めるよう努めました。プロジェクトへの理解が進むにつれ、自分の役割を見出し、資料作成やイベント運営などを経験することで自信がつきました。最終的には主体的な提案を自ら行い、積極的にプロジェクトを運営することができるようになりました。

活動を振り返っての学び、成長したことを教えてください。

同僚から「あなたの貢献で、プロジェクトがより良いものになった」と評価をいただいたことは、大きな自信となりました。また、現地の起業家や国連関係者など100人を超える多様な方々と出会い、多国籍な環境で働くことの魅力を実感しました。

この経験を通じて「国連で働く」という新たな選択肢が生まれ、人生のターニングポイントになったと感じています。

共に活動した仲間との一枚(右から2人目が結城さん)

最後に

将来に向けて、今後のキャリアプランを教えてください。

2026年4月からは、国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所でTICAD(※2)インターンを行い、10月末からは再びガーナなどアフリカ3カ国をメインに、ソーシャルビジネスやインパクト投資の研究を行う予定です。

将来的には「アフリカの社会課題解決にビジネスや投資を通じて取り組みたい」という思いがあります。そのため、大学院で国際開発を学び、JPO(※3)などを通じて、UNCDFなどのアフリカの国連機関や金融機関で働くことを目指しています。

※2 TICAD(アフリカ開発会議):アフリカの開発をテーマとする国際会議

※3 JPO:Junior Professional Officerの略称。各国政府の費用負担を条件に、国際機関が若手人材を受け入れる制度

明大生、受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

国連ユースボランティア(UNYV)のポジションは、広報やイベント運営に関わるものが多いため、インターンや学生団体などで情報発信の経験を積んでおくことが役立ちます。早期から自分の興味を広げ、イベントやセミナーを通じて情報収集を行い、自分の強みを具体的に語れるよう準備しておくことをお勧めします。とても貴重な経験ができるプログラムなので、迷っている人はぜひ、挑戦してください!