【活躍する明大生を紹介!】神保町の新書店「PASSAGE(パサージュ)」開店で、クラウドファンディングプロジェクトへの挑戦!中野健太郎さん
今回は、現在、神田神保町に開店する新書店「PASSAGE(パサージュ)」において、コロナ禍で失われた学生と街とのつながりを再構築するために、クラウドファンディングに取り組んでいる中野さんに、お話を聞きました。
「PASSAGE(パサージュ)」のクラウドファンディングの概要について教えてください。
現在、コロナ禍の神保町において、学生と街のつながりを構築するためのコミュニティづくりを目的とした「ふらっと神保町」を運営しています。今回のクラウドファンディングもその活動の一貫です。
この活動に至った経緯として、元明治大学国際日本学部教授の鹿島茂先生の存在を『神田神保町書肆街考』という本から知り、鹿島先生が中心となって運営している書評サイト「ALL REVIEWS」のファンクラブに入会しました。
その「ALL REVIEWS」が、「PASSAGE(パサージュ)」という書店を神保町で開店するというお話を聞き、この場をお借りしてコミュニティを3次元に構築する機会をいただけました。また、「ふらっと神保町」としての活動に継続性をもたらすことも一つの大きな目標に掲げ、クラウドファンディングに挑戦しています。
何故「PASSAGE(パサージュ)」のクラウドファンディングの企画を立ち上げようと思ったのですか?
2020年以降、新型コロナウィルスによって神保町と学生の距離が離れてしまいました。私自身も3年次から神保町に通学するはずでしたが、ほとんど通う機会が無くなってしまいました。「このままでは、学生街という良さが無くなってしまう!」と思い、学生のコミュニティを構築するために「ふらっと神保町」を立ち上げました。そして、神保町らしく本を通したご縁で、鹿島先生や「ALL REVEWS」の皆さまと出会うこともできました。
活動の中で印象に残っていることを、具体的なエピソードを交えて教えてください。
神保町の古本屋「髙山本店」でお話しを伺った時に、古書店の皆さんは「学生たちと話すことを楽しみにしている」と店主の髙山肇様が仰っていたことです。私個人としても、そう言っていただけてうれしい気持ちになり、「改めて学生街としての神保町を少しでも盛り上げたい!」と感じた瞬間でした。古書店は、良質な本を安く手に入れることができる学生の味方です。少しでも多くの学生に、この街に通学できる魅力に気付いてもらえたらうれしいです!
企画してよかったと思うことは何ですか?
実際に活動をする中で、さまざまな方と出会う機会が多くありました。皆、神保町が好きで、「何か神保町にとって良い取り組みをしたい!」という思いを持っていました。自分たちだけではなく、本当に神保町は多くの人に愛されている街なのだと実感しました。また、学生としての私たちの取り組みの意義も、改めて感じることができました。
活動をしていて大変だったことは何ですか?
先にも触れた通り、「神保町を良くしたい!」という思いを持つ方が多くいらっしゃる一方で、少しずつそれぞれの価値観が異なるため、「その微妙な差異をいかにお互いが分かり合えるかどうか」が現在の課題です。
今後の活動について
今後は、コミュニティ内での「読書会」の運営を考えています。神保町の良さを引き続き発信しつつ、「いかにして街と学生の間につながりを構築するか」継続的に考えていきます。また、現在メンバーも募集しています!SNSやメールから遠慮なくご連絡ください!
連絡先:chiyoda.platform@gmail.com
明大生・受験生へのメッセージをお願いします!
私たちの取り組みの軸の一つに、「本」を媒介につながりをつくることがあります。神保町には多くの書店や古書店があり、世界的に見ても唯一無二の本屋街です。この街と共に過ごすキャンパスライフは、新たな発見や出会いをもたらしてくれるはずです。
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