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明大生にフォーカス
2023.10.18

明治大学落語研究会で、名跡『紫紺亭志い朝』を襲名!将来はプロの落語家を目指す!|桑島直寛さん

文学部学生サークルイベントエンタメ
明大生の活躍を紹介するコーナー「明大生にフォーカス」。今回は、明治大学落語研究会に所属し、名跡「紫紺亭志い朝」を襲名した桑島さんに、お話を聞きました。
課外活動を紹介してくれた方桑島直寛さん(文学部3年)

落語研究会の活動内容について教えてください。

老人ホーム、公民館、カフェなどで小規模の落語会に参加している他、最近は他大学(青山学院大学、桜美林大学、国際基督教大学、駒澤大学、成城大学、中央大学など)との合同落語会を開催しています。

駒澤大学、成城大学と合同落語会をした時の一枚。明治大学落語研究会が初めて他大学と合同落語会を開催しました!

落語研究会に入った理由を教えてください。

中学生の頃から将来はプロの落語家になることを考えており、私に落語を教えてくださった師匠が明治大学落語研究会の出身であったため、その師匠に憧れて入部しました。当時から明治大学落語研究会への入部の思いはとても強かったので、他大学は受験せず、明治大学のみ受験しました。

明治大学落語研究会の大名跡「紫紺亭志い朝(※1)」を襲名したお気持ちを教えてください。

ものすごく責任を感じています。私がこの落語研究会の歴史と伝統を背負い、それを不断の努力によって守っていかなければならないためです。そのために、誰よりも稽古をし、誰よりもネタの数を増やし、誰よりもうまくなければならない、という思いです。

どうしても先輩方(三宅裕司さん、立川志の輔さん、渡辺正行さん)と比べられるので、その名に恥じないよう、でも自分の味を出していこうと暗中模索の毎日です。「22代目も良いね。22代目だから信頼できる」そのような「志い朝」でありたいと思います。

※1 紫紺亭志い朝:三宅裕司さん、立川志の輔さん、渡辺正行さんらが大学時代に担った明治大学落語研究会の大名跡

MARCH対抗寄席の写真。MARCH対抗寄席で、各大学の「大将」で撮りました(本人は一番左)

活動を通して印象に残っていること、学んだことを教えてください。

1年次からご縁があり、千葉県や長野県の父母会のイベントに呼んでいただいているのですが、父母会の方々にお会いするたびに、温かいお言葉を掛けてくださったり、ネタを笑ってくださったりするので、皆さんの期待に応えられるように頑張りたいです。

活動して良かったと思うことは何ですか?

最近は新作落語に力を入れているのですが、自分のネタや世界観にお客さまが笑ってくださった時は、うれしくやりがいを感じます。また、他大学にも落語に一生懸命に取り組み、共に切磋琢磨できる仲間がいると知ることができたことは、大きな糧になっています。

国際基督教大学との合同落語会の集合写真

活動をしていて大変だったことは何ですか?

周囲との熱量の差に大変さを感じます。プロの落語家になりたい人と、そうではない人とでは、どうしても温度差ができてしまうからです。ネタのことで悩むこともありますが、落語は古典の型が決まっているので、しっかり学べば答えは出せると思っています。

将来の夢や目標、今後チャレンジしたいことなどがありましたら教えてください。

100年後に人間国宝になることです(笑)。真面目に言えば、落語は恋愛というジャンルには、まだ踏み込んでいません。そのため、自身で新作を手掛け、積極的にネタ出しをしています。まだ誰も見たことがない、ポストモダン(※2)な落語を模索していきたいです。

※2 ポストモダン:近代のあとに続くと考えられている時代とその傾向を指す

2022年度の明大祭で披露後の一枚

今後の落語研究会の出演するイベントなどありましたら、教えてください。

10月22日(日)開催のホームカミングデーに出演する予定です。明大祭では、11月3日(金)、4日(土)、5日(日)の3日間、落語を披露します。また、他大学の同期と三人会や、関西大学との東西交流などを行う予定ですので、落語研究会のSNSをぜひご覧ください!

ホームカミングデーの落語研究会の出演予定

日程 ➀2023年10月22日(日)12:50~13:20
➁同日 14:30~15:30
イベント名 ➀学生パフォーマンス 落語研究会
➁落語研究会による「子どもも大人も楽しめる落語入門」【ライブ配信あり】
開催場所 ➀リバティタワー1階 エントランス付近
➁リバティタワー1階 リバティホールおよびライブ配信(ライブ配信は、こちら

※ホームカミングデーでの桑島さんの出演予定はありません

明大生・受験生へのメッセージをお願いします!

私は「明治大学落語研究会に入る!」という強い信念を持ってここに来ました。「やれるだけやる。失敗してもいいから、まず行動」これが今の私につながっています。若いということは、挑戦する権利を持っているということだと思いますので、ジャンルは違いますが、一緒に世界を変えましょう。

2022年度卒業公演の集合写真
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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