仲間たちを引っ張りながら「前へ」! 経営心理学で学んだリーダーシップを生かし、ゼミや課外活動でチームをまとめる|岡安慶明さん
経営学部学生ゼミ・研究室Meijing
経営学部で経営心理学について学ぶ岡安さん。組織のマネジメントやマーケティングにおいて「人の気持ち」を考えることの大切さを学び、学生生活の中で生かしています。持ち前のリーダーシップを発揮しながら学業や課外活動に取り組む岡安さんに、経営学部での学びや明治大学のオープンキャンパスを運営する学生団体「学生プロジェクト」での活動について伺いました。
岡安さんのMeijingは、「前進する」を意味する“Progress” ing
経営学の授業を通して経営心理学の面白さを知った
明治大学の経営学部に入学された理由を教えてください。
僕は将来、経営に携わる仕事がしたいと考えていて、「経営・会計・公共経営」(経営学部の3学科名)を幅広く学べる経営学部を選びました。そもそも経営に携わりたいと思ったのは、自営業の父親が、公認会計士からアドバイスをもらいながら事業を少しずつ拡大していく姿を見て、「ビジネスって面白そうだな」と感じたことがきっかけでした。
経営学部は2年次に「経営学科」「会計学科」「公共経営学科」の3つの学科を選ぶことができます。その中で岡安さんが「経営学科」を選ばれた理由を教えてください。
1年次に経営学の授業を履修し、率直に面白いと感じたからです。企業が事業をうまく進めていくためにはどうしたらよいのかを、経営心理学や人事労務管理などのさまざまな視点から考えていくことはとても興味深く、経営学をもっと専門的に学んでみたいと思いました。
経営学科での学びを教えてください。
特に印象に残っているのが「経営心理学」の授業です。この授業では、働く人のモチベーション管理や組織におけるリーダーシップの取り方、消費者行動心理などを学びました。中でもリーダーシップ論について教わったことが印象に残っています。「環境や状況に応じてリーダーシップの形を変化させていく必要がある」という考え方を知り、僕自身もリーダーとしてチームをまとめる時に意識するようになりました。
ゼミ長として仲間をまとめながら地方創生に取り組む
3年次から中西晶先生のゼミに所属していると伺いました。中西ゼミを選んだ理由を教えてください。
経営心理学をもっと学びたいと考え、中西ゼミを選びました。中でも興味のあった分野は組織のマネジメントや消費者心理です。1・2年次にさまざまな授業を受講して、マーケティングや組織のマネジメントにおいて決まった枠組みでものごとを進めるのではなく、「人の気持ち」を想像しながら考えることが重要だと感じました。
現在はどのような活動をされているのでしょうか。
現在取り組んでいるのは、一つ上の先輩方が始めた北海道仁木町のプロジェクトです。経営心理学の視点から地方創生を考える取り組みで、仁木町の名産品を活用する方法などを検討しています。秋に現地を訪れる予定で今はまだ準備段階ですが、これから本格的に活動できることを楽しみにしています。
ゼミ長も務められていると聞きましたが、リーダーとして意識されていることはありますか?
ゼミのメンバーそれぞれの気持ちや、やりたいことをしっかり聞くことを意識しています。所属するゼミは2年次の後半に決まったのですが、半年後にゼミが始まる前に、自分なりに何かできることがないかと考えました。そこでゼミ生に声をかけて、2年次の後半からゼミ生同士が交流したりやりたいことを話し合ったりできる機会を作りました。仁木町のプロジェクトに取り組むこともみんなで話し合って決めたことで、現在も良い雰囲気で意欲的に活動ができています。今後もみんなを引っ張りながら、ゼミ活動に取り組んでいきたいです。
学生プロジェクトを通して「伝える力」が身に付いた
オープンキャンパスの運営を行う学生団体「学生プロジェクト」(以下、学プロ)でも活動されていると聞きました。所属したきっかけを教えてください。
高校生の時に明治大学のオープンキャンパスに参加し、そこで出会った学プロの先輩方の姿を見て、自分も入りたいと思ったからです。オープンキャンパスではキャンパスツアーや模擬授業に参加したのですが、先輩方が本当に生き生きと活動されていて、自分もこんな風になりたい、と思いました。入学前から「絶対に学プロに入ろう」と決めていて、活動できることを楽しみにしていました。

岡安さんは今、学プロでどのようなことをされているのでしょうか?
駿河台キャンパスでキャンパスツアーを担当し、明治大学の魅力やキャンパス内の特徴的な建物について伝えています。キャンパスツアーは、毎年8月にあるオープンキャンパスのほか、「ウェルカムキャンパス」というイベントや、高校生の団体が参加するキャンパスツアーガイドなど、定期的に実施しています。
キャンパスツアーで意識しているのは、こちらが一方的に話すだけではなく「参加型」にすることです。明治大学に関するクイズを3択で出題して皆に手を挙げてもらったり、クスっと笑えるような小ネタを紹介したりして、楽しんでもらうためにはどうすれば良いのかを常に考えています。
学プロでの活動を通して得たことや成長したと感じることはありますか?
学プロで活動を始めてから、伝える力を身に付けられたと思っています。高校生までは人前で話す機会はあまり多くなかったのですが、学プロではキャンパスツアーで参加者に説明をしたりパワーポイントを使ったプレゼンテーションをしたりする機会があり、自然と鍛えられました。この力は学プロの活動だけでなく、ゼミや授業でも生かすことができており、自分の強みになっています。

周囲の明大生に刺激を受けながら、これからも前進していきたい
岡安さんが大学生活を送る上で大切にしている考え方や価値観を教えてください。
明治大学のキャッチフレーズにもなっている「前へ」という言葉は、僕自身も大切にしています。きっかけは、ある教養の授業で先生がこの言葉について熱く語ってくださったことです。その先生は明治大学ではない大学出身の方なのですが、「明大生は実直にやり通す力があり『前へ』を体現する学生が多くてすごい」と褒めてくださいました。それを聞いて、僕自身も普段から「前へ」という言葉を意識しながら行動するようになりました。
実際、明治大学にはバイタリティに溢れた個性豊かな学生が多くいると実感しています。会社を経営していたり、プレゼンテーションがとても上手だったり、僕の周りにも尊敬できる友人がたくさんいます。僕も周囲の明大生たちに負けないよう、常に「前へ」という気持ちを持って学業や課外活動に取り組んでいきたいです。
最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
学部や学科選びに悩んでいる方は、まずは直感でも良いので自分が面白いと思うことを探してもらえたらと思います。探すための方法は、オープンキャンパスに参加して模擬授業を受ける、学部のパンフレットを見る、身近にいる大学生や兄弟に話を聞く、などさまざまです。受験勉強は大変だと思いますが、受験を終えた先に楽しい大学生活が待っているはずです。未来の明大生をお待ちしています!
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