
総合数理学部で、心理学を交えながら情報技術(IT)や先端メディアに関する知識を学んでいる柴田勝斗さん。日々の講義、ウェブコンテンツの制作などを通じて身に付いたスキルや考え方について伺いました。

柴田さんのMeijingは、「視点を変える」を意味する “Refram” ing
プログラミング演習やコンテンツ制作を通じてスキルを習得
総合数理学部に進学した理由を教えてください。
以前から興味があった心理学の方面に進もうと考えていた一方で、ガジェット(電子機器)も好きで、高校では理系コースを選択していたので、理系分野も視野に入れていました。
進路を決める過程で総合数理学部を見つけ、プログラミングやデータ分析などに加えて心理学も学べることを知りました。私の望む学びと一致し、「ここに通いたい!」と興奮したことを鮮明に覚えています。

入学してからは、どのような講義を受けていますか。
1~2年次は、数学の基礎知識に関する講義やプログラミング演習が中心です。私が在籍している先端メディアサイエンス学科では、アニメーションやCGの制作も行います。
また、5人一組でウェブコンテンツの制作も行います。私のグループはスローライフゲームの企画・制作を行ったのですが、より良いものに仕上げるために新しい技術を盛り込んだ結果、エラーが発生したことがありました。この経験から、限られた時間の中で優先順位を考えながら制作を進める重要性を実感しました。
これまでの講義で、印象に残っていることを教えてください。
情報処理の観点から心の動きを解明する「認知科学」に関する講義が印象深いです。例えば、洗練されたデザインのホームページでも、知りたい内容にたどり着けなかったり操作方法が分かりづらかったりすると、ユーザーに満足してもらえません。このような事例をもとに操作画面を意味する「UI(ユーザーインターフェース)」について学び、使いやすい仕様やワクワクするデザインを考えていきます。
認知科学を学び、「使う人の視点で考える力」が身に付きました。優れた製品でも使い方が難しいと多くの人に使ってもらえないので、ユーザー目線で設計することが大切だと実感しています。

「数理科学 × 心理学」複合的な学びから得た発想力
理系の分野と心理学を学んだことで、どのような気づきを得ることができましたか。
便利なコンテンツやアプリを“探す”から“つくる”に転換できるようになった点が大きな変化だと感じます。プログラミングなどの技術と心理学を両方学んだからこそ、本当に役立つものを自分の手で生み出せるようになりました。
また、私はアイデアをひらめくタイプではなかったのですが、具体的な事例や普段使っているアプリを深掘りすることで、「自分だったらこういう仕様にしたい」と発想できることにも気づきました。

3年次からのゼミでは、どのような研究を行う予定ですか。
中村聡史研究室に所属し、3年次は卒業生の方々が進められてきた研究を引き継ぎます。テーマは「オンライン会議での発言促進」で、カードゲーム風のUIを開発し、参加者全員が積極的に発言できる仕組みをつくりたいと考えています。
4年次からは個々に関心のあるテーマを取り扱う予定で、私はUIを研究しようと思っています。ウェブ上の分かりにくいデザインや説明を分析し、直感的に操作できてミスが減るような構成を導き出したいです。

「誰がどのように使うか」を意識し、本当に役立つものづくりを
今後の目標、これから挑戦したいことを教えてください。
ITや人の心理に関する知識をより深め、プレゼンテーションのスキルも高めるため、大学院に進もうと考えています。将来的には、「誰がどのように使うか」という点まで考え、多くの人にとって役立つものをつくれる人材になりたいです。
高校生の皆さんにメッセージをお願いします。
理系やプログラミングと聞くと1人で黙々と作業するイメージがあると思いますが、総合数理学部はグループ活動が多く、さまざまな思考や背景を持つ人と関わることができます。楽しく充実した大学生活を送ることができる学部だと伝えたいですね。

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