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2023.09.20

日本のポップカルチャーに夢中!多角的な視点で学びを深める|エイミス ノアさん

国際日本学部留学国際交流サークル中野Meijing

幼い頃から日本のポップカルチャーが好きで、スイスから日本へ留学中のエイミス ノアさん。現在、明治大学の国際日本学部で学びを深めています。多様な仲間と関わり合いながら、「好き」を探究する学生生活について話を伺いました。

明治大学での留学中の生活を紹介してくれた方エイミス ノアさん(国際日本学部3年)

スイスから明治大学に留学したきっかけを教えてください。

生まれ育ったのはスイスですが、母が日本人ということもあり、日本は幼い頃から身近な国の一つでした。小学校低学年の時に日本のマンガに触れたことがきっかけで、ポップカルチャー(※)にのめり込みました。そのおかげで日本語も上達し、「留学して日本のことをもっと知りたい!」と思うようになりました。

日本の大学について調べていく中で、明治大学国際日本学部を知りました。日本のポップカルチャーはもちろん、日本の文化や社会構造を世界の視点から多角的に学ぶことができるカリキュラムに引かれました。

※ポップカルチャー:大衆向けの文化全般のことを表すが、現在では「訴求力が高く、等身大の現代日本を伝えるもの」という意味でも使われる。具体的には、マンガ、アニメ、映画、ゲームなどのことを指す

国際日本学部での学びで印象に残っていることを教えてください。

今まで消費者として関わってきたポップカルチャーを、社会・産業・歴史など多角的な視点で分析できるようになり、私の日本に対する理解もさらに深まりました。

印象的だった授業は、「日本社会システム論」です。日本のシステムが諸外国と比較してどのように特別であるのか、これらのシステムが日本人や日本企業にどのように影響を与えているか、といったことを考えます。これまで日本に住んだことがなく、日本の行政や社会を肌で経験したことはありませんでしたが、この授業をきっかけに日本人の価値観や生活をより身近に理解できるようになりました。

国際日本学部で、大好きなポップカルチャーへの理解がどんどん深まっていくのと同時に、多様な視点を育むことができています。

ゼミでの学びについて教えてください。

私が所属するゼミナールでは、デジタル・テクノロジーやグローバル化など変化の激しい世の中で、個人として、また日本人として、どのように変化に対応すべきかというテーマで日々議論をしています。ゼミの仲間には留学生と日本人学生がおり、それぞれ異なる背景や意見を持っているので、活発な議論が交わされます。これまで自分が当たり前だと思っていた価値観が、一瞬で覆されることもあります。

国際日本学部の授業やゼミを通して、「自分の考えや固定観念にとらわれずに、柔軟に物事にアプローチする」という姿勢を養うことができています。

留学生の仲間との一枚(本人は一番左)

サークル活動について教えてください。

スイスにいる時から、趣味でイラスト制作をしていました。明治大学では、総合コンテンツ制作サークルに所属しています。イラスト以外にも、音楽やゲームなど、さまざまなジャンルの作り手がおり、学生とは思えないほどの技術を持ったメンバーもいます。

それぞれの作品から着想を得たり、アドバイスをもらったりしていると、自分の制作欲も高まります。大好きなポップカルチャーという文化について、同じ熱量で語り合い、影響し合える仲間ができたこともうれしいです。

エイミスさん自作のイラスト

将来の展望を教えてください。

日本のポップカルチャーは、日本人の方が思っている以上に海外で人気があって、影響力が強いです。日本とスイスという二つのバックグラウンドを自分の強みに、ポップカルチャーの分野で日本と海外のさらなるつながりを生み出せる人になりたいです。

受験生の皆さんにメッセージをお願いします!

私は、日本のマンガやアニメを原作の言葉で楽しみたいという思いが、いつしか日本の社会そのものを知りたいという意欲に変わり、ついには本場で学問としてポップカルチャーに向き合うまでになりました。留学することには、少しの不安感はありましたが、思い切って飛び込んでみたら、勉強も趣味も充実した留学生活が待っていました。

ぜひ、皆さんも自分の好きなことを探究する姿勢と同時に、自分になじみのない文化・環境にも積極的に触れていこうという姿勢を持ってみてください。最初は怖いかもしれませんが、その先には新しい価値観が広がり、さらに成長した自分が待っています。

明治大学は、活発でチャレンジ精神旺盛な学生が多いです。また、学部数も多く、学科・専攻も多岐にわたります。仲間と切磋琢磨し合いながら、誰でも自分だけの「学びたい」がかなえられる環境に恵まれています。

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