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駿風
2024.10.01

「駿風」2024年10月

今年度に入って、新型コロナウイルス感染症のまん延中にはできなかったことが、かなり復活するようになってきた。その一つが、講義やゼミを終えた後、場所を喫茶店や飲食店などに移しての受講生同士、あるいは教員を交えての交流だろう。学生の課外活動も再び活発に行われるようになっている。社会ではリモートワークの不便さやオンライン依存によるコミュニケーション不足が指摘される一方で、逆にオフィスへの通勤に戻すことへの反対など、さまざまな反応がある。

大学では、全学的にオンラインで受講する「メディア授業」が導入されるようになり、所属キャンパスの制約を超えて受講できる機会が増加している。教職員の会議や委員会も、引き続きオンラインで開催されているものが少なくない。

対面の講義やゼミ、膝を突き合わせてのコミュニケーションのよさ。さまざまなインターネットのサービスを利用したオンラインによる教育や研究活動の利便性。この二つを両立させ多様性を実現することが、大学におけるアフターコロナの課題であろう。

明治大学広報第790号(2024年10月1日発行)掲載