Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
駿風
2024.12.01

「駿風」2024年12月

生田キャンパスは高台に位置しているため、「陸の孤島」と呼ばれることがある。しかし、最近では食堂館、めん処、コンビニに加え、移動販売やベーカリーも加わり、学生たちの食事の選択肢が広がってきた。今春からは教職員食堂も復活し、ヘルシーメニューも楽しめるようになった。食事は栄養補給の場であるだけでなく、交流や憩いの時間でもある。教職員食堂は教員や職員、学部を超えた対話や連携の場としても重要であり、再び閉鎖されないよう積極的に利用していきたい。

「陸の孤島」の飲食環境の改善が進む一方で、生田キャンパスが理系の拠点であることを踏まえ、学生が少しでも長く実験に集中できるよう、夕食も取れる施設や、海外の大学で見られるような人的交流の場としてのカフェスペースも、研究活動を支える環境として必要であろう。

来春完成予定の新校舎「センターフォレスト」と共に、キャンパス全体が整備され、屋外でも学生や教職員が自由に食事や会話、交流を楽しめる環境が整い、学びと交流がさらに豊かに彩られることが期待される。

明治大学広報第792号(2024年12月1日発行)掲載