相談室開催行事「和泉キャンパス周辺を散歩する会」|法学部 専任教授 多田聡
学生相談室相談員 法学部 専任教授 多田聡
学生相談室では、個別相談や心理カウンセリングなどの他に、憩いの場や交流の場の提供・心身の健康増進などを目的とした各種行事を開催しています。
「和泉キャンパス周辺を散歩する会」は、教員相談員や他の参加者と一緒に、和泉キャンパスの周辺を散歩する行事です。四季の自然を感じたり、リフレッシュの機会を作ったりすることを目的に2021年11月に始め、春学期・秋学期に2回ずつ、年4回実施しています。
散歩という活動を通して、大学やキャンパスへの愛着を持ってもらえるのではないか、学生同士や先生との緩やかな出会い(エンカウンター)の場になるのではないかと考えています。
気ままに散歩するだけでもいいのですが、季節に応じてアジサイや紅葉を見に行く散歩や、正門前を流れている玉川上水の話をしながらの散歩の他、近隣の古くからある神社に、「和泉」の地名の元になったといわれる泉や、徳川家光が植えたといわれる松の大木を見に行く散歩などもしています。
私の愛犬の柴犬を連れてみんなで一緒に散歩したこともあります。昼休みのわずかな時間ですが、いろいろな楽しみ方ができるものです。
参加者は、それほど多くはありません。しかし、さまざまな学部からの参加者がいます。また、一人で申し込んでくれる学生も多いので、学生たちにとって良い出会いの場になっていると思います。散歩を通してのコミュニケーションを楽しんでもらえているようです。
こうした対面でこそできる体験は、その都度、偶然で新しい発見や出会いがあることに価値があると考えています。例えば、ある時は途中でにわか雨が降ってきて、みんなで雨宿りしながらお話ししたのですが、それもまたとない良い時間だったなと印象に残っています。
この行事は、季節ごとの年中行事のように、定期的に実施しています。こうした活動が特別なことではなく、日常的に気軽にできるようになれば、誰もが「私たちのキャンパス」という気持ちを持って、ゆったりと安心して大学生活を過ごすことができるのではないかなと思っています。


相談室行事の様子は、学生相談室のページで紹介しています。ぜひご覧ください。
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