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2026.04.09

困ったら学生相談室へ|法学部 専任教授 伊藤剣

学生相談室相談員 法学部 専任教授 伊藤剣

新入生、ご父母の皆さま、明治大学へのご入学、おめでとうございます。

厳しい冬も終わり、うららかな日差しが気持ちよい季節です。人をのびやかにさせる春特有の雰囲気も手伝い、多くの新入生が希望に胸を躍らせているのではないでしょうか。自身の可能性を信じ、笑顔に満ちた学生の姿はまぶしく映ります。

とはいえ、同じ組織に居続けていても、新年度は極度の緊張を強いられるもの。ましてこれまでとは異なる新生活を迎える学生であれば、不安を抱えていてもおかしくありません。

学生の皆さんは、発熱時や喉の痛みを感じた場合など、体調が優れないときには病院に足を運ぶことでしょう。学内にも診療所があり、皆さんの体調をサポートします。

それでは、心の不調を感じたときはどうでしょうか。明治大学には、各キャンパスに学生相談室という場所があり、弁護士、精神科医、カウンセラー、本学教職員といったさまざまな人たちが、それぞれの立場から学生の訴えに耳を傾けます。

学業、人間関係、将来への不安……。友人に相談するのは、ためらわれてしまう……。そんなときは、学生相談室です。相談室内で解決を図るのはもちろんですが、そればかりでなく、より適切な別の窓口へつなげることもできます。

また、何に不安を感じているのかも分からないまま、漠然とした思いに打ちひしがれてしまう学生もいます。そんなときも、学生相談室です。一人で抱え込まず、はっきりしないままの感情をポツリポツリとでも話してみることで、モヤモヤしたものが言語化され、何に困っているのかも分かってきます。

現在の学生がさまざまな悩みを抱えていることは、学生相談員の立場になる前から私も十分に知っているつもりでした。しかし、その内実に触れ、自分のものとして経験できたことは、今後も続く教員生活の大きな糧になったことは間違いありません。入室時に比べ、学生が少しでも軽やかな表情になって帰っていく際は、この仕事に関わることができた者のみが味わえる大きな喜びに包まれます。

学生相談室には守秘義務の徹底が課されており、来室者の秘密は守られます。学生ばかりでなく、ご父母の方にも学生相談室の存在を知っていただけると幸いです。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事執筆当時(2026/3/31)のものです

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