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相談室の窓から
2026.09.24

一筋の光|経営学部教授 山下 佳江

学生相談室相談員 経営学部教授 山下 佳江

明治大学は1959年に学生相談室を創設して以来、専門のカウンセラーを配置するなど、学生生活や学業を支える体制を整えてきた。教員相談員は、カウンセラーや担当職員による初回面接(インテーク)を経て、相談内容に応じて学生をサポートする。また、学生からの相談への対応について、専門家や教員の経験を踏まえた指導を受けた上で、実際の相談業務に当たっている。

学生から寄せられる相談はさまざまだ。4月には、「どのような授業を履修したらいいか」「サークルには入った方がいいのか」「友達を作りたいが、どうしたらいいか」など、初めての学生生活に戸惑う1年生からの相談が多い。そうした相談を受ける中で、大学生活のスタートでつまずかないよう、しっかりと支えることの大切さを実感している。

ゴールデンウイークが終わると、ゼミの選び方やレポートの課題について悩む学生からの相談が増えてくる。6月も後半になると、履修している授業でのつまずきに困惑する学生も訪れる。一つ一つの状況を丁寧に聞きながら、その学生に合った勉強方法や方向性を示すことが何より重要だと感じている。

相談に来た学生が、一筋の光を見いだすことで落ち着きを取り戻し、そこから自分なりに考え、自分に合った勉強方法を見つけていく。「これならやっていける」と少しでも前向きな気持ちになってほしい。そんな思いで相談を受けている。

ある日、スペイン語の授業で思うように点数が取れず、悩んでいる学生が落ち込んだ様子で相談に来た。教科書を見せてもらうと、単語や文法、作文といった情報がイラストの中に点在し、少し分かりづらい印象を受けた。そこで、学習するポイントを整理し、一つ一つ丁寧に取り組めば、内容を理解しやすくなり、テスト対策にもなるのではないかと提案した。真面目に取り組んでいる学生だからこそ、思わぬところでつまずき、悩んでしまうことがあるのだと実感した。

学生相談に携わる教員にとって、相談に訪れた学生が、面談を通して学生生活、とりわけ学業面で何らかのヒントを得て、笑顔で帰っていく姿を見ることは、何よりの喜びである。

学生相談室について