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2026.11.01

ラクロスが教えてくれた生きる指針|ラクロス部 松本新大

ラクロス部(男子)スポーツ

第674回 明大スポーツ新聞部 ズームアップ
文・写真/近藤 未怜(文学部2年)

関東学生ラクロス1部リーグ最終戦、対早大戦。昨年度全日本大学選手権王者の壁は分厚く、ベスト4進出の望みは絶たれた。主将としてチームを率いた松本新大は試合後、こう述べた。「明治大学には感謝しかない」。

松本が経験してきたスポーツの多くは個人競技だった。6年続けた陸上では、「最後の大会で自分自身の頭打ちを感じた」。そんな松本は明大に進学し、ラクロスと出会う。「全員が同じスタートラインに立って日本一を目指すことができるなんて」。そう思った松本は入部を決め、ラクロスに今日まで打ち込んできた。

3年時には入替戦を経験。2部降格は何とか免れたが、主戦力を欠いたチームを背負うことに。新チーム発足当初は「そんな自分たちが日本一を目指せるのか」と不安に思うことが多々あった。それでも思い描いた“日本一の景色”を手にすべく、松本は部内改革に乗り出した。

「本当にいいチームとは、同じ目標に向かって進むことができるチーム」。その信念の下、衝突もいとわず、全力でチームに向き合った。さらには就活や学業、アルバイト、自身の練習と多忙な中、下級生の練習にも熱心に足を運び、「個人競技では味わえなかった達成感」を何度も共有した。

松本は部活での日々を「人生における核をつくってくれた」と振り返る。日本一の座には届かなかったものの、ラクロスをやらなければ出会えなかった仲間、知り得なかった感情や経験は、かけがえのないものだ。そうして培った“核”を胸に、松本は新たなステージへ進む。

(まつもと・あらた 情報コミュニケーション学部4年 高崎高校 171cm・72kg)

明治大学広報第815号(2026年11月1日発行)掲載