Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
就職活動体験記
2024.11.08

全日本空輸株式会社(客室乗務職)に内定!失敗した時にこそ、成長し学びを得た瞬間がある|小林由佳さん

情報コミュニケーション学部学生就活
就職活動体験を紹介してくれた方小林由佳さん(情報コミュニケーション学部4年)

プロフィール写真

就職内定先 全日本空輸株式会社(客室乗務職)

内定先を選んだ理由を教えてください。

「努力と挑戦」の風土に、強く胸を打たれたからです。新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい局面にあった航空業界で、「翼のレストランHANEDA」「機内ウエディング」などの新しい企画について一丸となって意見を出し、お客さまと世界との架け橋で在り続けた過去の取り組みについて学びました。そして、お会いする社員の方々一人ひとりが、どのように動いたらチームのためにより良い影響を与えられるかを考え、さまざまな挑戦を続けている姿に大変感銘を受けました。

『ワクワクで満たされる世界を』という経営ビジョンに向けて、客室乗務員自身がワクワクしながら働くことが、お客さまへの好循環を生み出すという社風にも引かれ、「微力ながら、私も安全とお客さまの笑顔に貢献したい」と感じるようになりました。

どのような大学生活を送っていましたか?

ささやかですが、幅広い世代の方々と深く関わる学生生活を送っていました。「塾講師のアルバイト」では、受験という生徒の人生の分岐点に立ち会い、伴走者としての責任を全うしようと尽力しました。また、「老人ホームでのボランティア活動」では、ご年配の方々の心のよりどころになることを目指しました。これまでたくさんの方に支えていただいた感謝のバトンを、今度は自分が誰かに送りたいと感じていた大学生活でした。

「関わる一人ひとりを家族のように大切に思うこと」「温かい気持ちの輪を広げる喜び」など、大学生活で改めて気付くことができた自分自身の根底にあったものが、今思えば真の就職活動の軸であったと感じています。

就職活動はいつぐらいから、どのように進めましたか?

大学3年次の夏から始めました。自分が少しでも興味のある業界や企業の説明会・インターンシップに参加しました。客室乗務員のイベントは他よりも遅い時期だったので、夏は総合職やグランドスタッフ、グランドハンドリング、機内食や整備などを中心に勉強しました。秋冬に参考書を読み始め、安全教育センター・ANA Blue Base Tour(※)などにも足を運びました。

※ ANA Blue Base Tour:総合訓練施設「ANA Blue Base(ANAブルーベース)」をパイロットや整備士、客室乗務員、地上係員、グランドハンドリング係員などの訓練に使用するだけではなく、小学生から大人まで見学できるツアー

就職活動をする上で役立ったアイテムがあれば教えてください。

企業研究では、会社のホームページやプレスリリースに加えて、航空業界の時事問題を積極的に学ぶことを心掛けました。また、SDGsの観点から、持続可能な空の旅を実現するために「自分は将来どのようなことに貢献できるのか」を考え、ノートにまとめていました。

企業研究として調べたことをノートにまとめていました企業研究として調べたことをノートにまとめていました

就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。

何よりも、就職キャリア支援センターを通じての「OG訪問」です。OG・OB名簿からご連絡させていただき、ありがたいことに明治大学のOG10数人の先輩方からお話を伺うことができました。各航空会社の特色や、客室乗務員としてどのような活躍をしたいかを自分の中で具現化することができました。就職活動中、大きな心の支えであったOGの先輩方、就職キャリアセンターの職員の方々には大変感謝しています。

「やっておけば良かったこと」はありますか?

「失敗談」をもっと集めることです。私が面接の際にお話していたエピソードは、中学・高校での英語ミュージカル部での活動や、テレビ局・コーヒー店でのアルバイトについてでした。面接時にお伝えするべきことは、仲間と一生懸命取り組んだ経験や、目標を達成したお話だと一見思えます。しかし、「本当にチームで成長し学びを得た瞬間というのは、失敗した時にこそあったのだ」と振り返って気付きました。もっと早くにそれに気付き、より多くのエピソードを集められていたら良かったのにと感じています。

これから就職活動を迎える明大生へのメッセージ・アドバイス

『自分だけのものさしで、自分だけを測ること』
これは、私が今まで大切にしてきた祖母の言葉です。周りの人の就職活動が気になることもあるかと思いますが、このような関心はベクトルを変えて、周囲に対する感謝に目を向けることをお勧めします。誰かの励ましのおかげで強い一歩を踏み出せたり、誰かに本気で叱ってもらったことで自分の至らなさと向き合うことができたり、結局、自分一人で頑張れたことなんて一つも無かったと改めて気付いたり……。より良い自己分析につながると感じます。

下を向いた時こそ、足元にある幸せに存分に感謝し、自分を信じて頑張ってください。皆さまの就職活動におけるご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア