選考を受けた企業 | 株式会社資生堂 |
この企業を志望した理由を教えてください
「人々の人生に寄与した商品を扱いたい」と考えたからです。私はもともと、誰かの心を揺さぶり、その人の行動をも動かすことができた時にやりがいを感じてきました。この延長線上に仕事を置いたとき、就職活動の軸は、「人々の心に変化をもたらすこと」になりました。その中でも、株式会社資生堂を志望した理由は、Made In Japanの製品を扱うことと、流行を築いていくことに携わるだけではなく、発信源となることができるからです。また、マーケティングに長けた会社であり、将来的にマーケターとしての成長のチャンスが少なからずあることも、決め手となりました。友人などからは、「なぜ男性なのに化粧品?」と聞かれますが、総合職の4割ほどは男性社員です。自分自身の世界観が広がり、人間的成長が飛躍的に望めるのではないかと考えたことも、この業界を志望した一因です。
どんな大学生活を送っていましたか?
特にこれといったことはしておらず、サークルに入り、アルバイトをする生活でした。学業でも、目立った成績は残していない、いわゆる普通の大学生です。ただ、好奇心旺盛だったため、興味があることには進んで挑戦しました。大学入学時に上京したため、東京に興味津々で、1~2年次にさまざまな経験をしたことで、世界観は格段に広がったと感じています。長期間の留学に行けなかったこと以外に後悔はありません。
就職活動はいつぐらいから、どのように進めましたか?
大学3年次の4月から、政治経済学部独自のインターンシップ事前講座である「企業実習」を履修していました。このプログラムで、夏に5日間インターンシップに参加したことが就職活動の始まりでした。その後、複数日のインターンシップに2社、1日間のインターンシップに3社参加しました。また、OB訪問に力を入れ、あらゆる業界・職種の人に会い、知見を広げていました。多い時は、週2回ほど社会人の方に会っていたと思います。
就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください
やっておいて良かったことはOB訪問です。実際に働いている方々の生の声を聞けるので、積極的に行いました。ただ、むやみやたらに話を聞いても、自分の価値観がぶれてしまうと思います(私にもそのような時期がありました)。そのため、自己分析を通して自分自身を知りつつ、OB訪問をするのが良いと思います。しっかりと自分を知っておくことで、「この業界は合わなそうだな」、「こういう職種が私のやってみたいことかも」と分かっていくと思います。OB訪問では、さまざまな話を聞けたり、アドバイスをもらえたりしますが、すべてをうのみにするのではなく、自分と照らし合わせながら咀嚼していくことが大切だと感じました。
「やっておけば良かったこと」はありますか?
もっとインターンシップに参加すれば良かったです。インターンシップを実施する企業は年々増えていますし、インターンシップに行くことで、業界・企業理解を深めることができ、それが本選考につながります。興味が薄い業界でも、参加することで知見が広がるので、参加するに越したことはないと思います。
就職活動をする上で役立ったアイテムがあれば教えてください
『広告のやりかたで就活をやってみた。』(出版社:株式会社宣伝会議)という本は、自己分析にもってこいでした。どうやって就職活動を進めていったら良いか分からないという人に、ぜひ読んでほしい1冊です。
これから就職活動を迎える明大生へのメッセージ・アドバイス
「内定すること=ゴール」ではありません。その会社に入ってどのような人生を歩みたいのか、自分は仕事を通してどのような人になりたいのかを考えることが大切です。皆さんにぴったりと合った会社が見つかり、活躍されることを願うばかりです。就職活動は、「運とツキ」がものを言うこともありますが、そればかりに頼るのではなく、迷ったときや行く手が塞がってしまったときは、アクションを起こしてみてください。それが人生を切り拓くこともあると思います。加えて、気分転換も必要です。就職活動はやったもん勝ちではなく、うまくやることが必要だと思います。私にはそういう点での強さはあったのかもしれません。やるときはやる、やらないときはやらないというメリハリも重要です。皆さんの就職活動が無事終わることを願っています。応援しています!
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