就職内定先 | P&G Japan 合同会社 |
出身高校 | 国立広島大学附属福山高等学校卒業 |
内定先を選んだ理由を教えてください。
私が就職活動の軸として考えていた、以下の3要素を最も満たしていたからです。
➀少数精鋭 ➁一定以上の給与水準 ➂スキルの資産が身に付くこと
また、これらに加えて選考過程を通じて、その企業で働く社員さんや全世界的に市場価値が高い人材を輩出してきた環境・企業ブランドに、強い魅力を感じました。
どんな大学生活を送っていましたか?
「毎日少しずつ、ほんの少しずつ、頑張り続ける」をモットーに、さまざまなことに注力しました。
➀ゼミ活動
毎週発表があり、日々の予習・復習はとても大変でした。しかし、『政経セミナー』の執筆や他大学との研究会などのアウトプットの機会を通じて、ゼミに入所した時には想像できないほどの成長を実感することができました。
➁海外インターンシップ「2019年度夏期海外実習 オーストラリアインターンシップ」
英語を扱えるようになることで、より多くの人にポジティブな影響を発揮できることを学びました。帰国後は、学内で無料で利用できるプログラムなどを活用しながら、語学力向上に努め、TOEFL(iBT)では100点近いスコアを取得しました。
➂トライアスロン
所属する体同連とクラブチームで、週6回(7:30〜12:30)の練習に励みました。クラブでの活動では、年代や立場の異なる多くの方と交流する機会があり、競技だけにとどまらず、自分の世界を広げることができました。

【成績】
・日本スプリントトライアスロン選手権 出場
・三重とこわか国体 岡山県代表


就職活動はいつぐらいから、どのように進めましたか?
3年次の1月から始めました。私は、1日のスケジュールとして、毎日午前中は、トライアスロンの練習や体のケアに時間を割いていたので、効率的に就職活動を進める必要がありました。故に、就職活動を進める方向性が大切だと考え、大きく3つのことを軸に就職活動を進めました。
1点目は、流れやマナーなど、「就職活動を知る」ということです。特に、準備に使える時間を明確に把握するため、選考の流れや日程については、注意深く調べました。2点目は、自分の価値観・やりたい事など、「自分を知る」という作業です。自分が長く注力してきたことの中に、自分を知るヒントが多くありました。3点目は、「理解した自分をどのように相手に伝えるか」についてです。
具体的な対策の一つとして、就職キャリアセンターの方や社会人の方に、自分が納得できるまで「模擬面接」をしていただきました。

就職活動をする上で役立ったアイテムがあれば教えてください。
【Google ドライブ】(Googleが提供しているクラウドストレージのこと)
エントリーシート(ES)の管理に使っていました。ESの内容などを確認してもらう際にも、シェアやコメントがしやすいのでお勧めです。
就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。
社会で活躍されている方に、ES添削や面接の練習に付き合ってもらったことです。私は、就職活動を始めてすぐに、自分の話す内容が相手に伝わっていないことに気付きました。しかし、他の方から客観的なアドバイスを頂きながら、改善・準備に努めることで、就職活動においてこの弱点は目立たなくなりました。
自分とは全く異なる経験をしてきた相手に自分のことを的確に伝えることは、想像以上に難しいです。限られた情報・時間であれば、なおさらです。従って、本格的な選考に進む前に、「相手にどのように伝わっているのか」話の内容について吟味を重ねた時間は、有意義だったと考えています。
「やっておけば良かったこと」はありますか?
就職活動をもう少し早く始めておけば良かったと感じています。
私の始めた時期は、業界によっては選考が終了していたため、気付かない間に選択肢が狭まっていました。故に、就職活動に早くから取り組むか否かにかかわらず、就職活動の全体的な流れや情勢などについては、学生生活の早い段階で理解しておくべきだと思います。そうすることで、今やるべき事がより認識しやすくなるので、注力して取り組んでいる事・やりたい事と並行して、就職活動を進めやすくなるとも思います。
コロナ禍の就職活動で大変だったことは?
コロナ禍の就職活動で大変だったことは、体調管理です。特に、就職活動が解禁となった3月下旬に新型コロナウイルス感染症に感染した時は、私自身、体調不良を考慮した予定を立てていなかったことに加えて、発熱の症状が出てしまったので頭を抱えました。
そして、その弊害として、幾つかの企業に対して、予定されていた面接・面談のスケジュール変更をお願いしたり、ES提出を見送ることになりました。また、これは余談ですが、スケジュールの変更についての対応は、企業や面接のフェーズによって全く異なる印象を受けました。
これから就職活動を迎える明大生へのメッセージ・アドバイス
私が伝えたいことは、「溢れる情報に焦らないで」ということです。
就職活動を始めると、姿を見たこともない相手の情報やESを見て、自分と比較して意気消沈しがちです。私自身もよく自分が作り出す虚像と戦っては、落ち込むことを繰り返しました。分かっていても、無意識にやってしまうんですよね(笑)。
そんな時は、自分の芯(価値観)をもう一度知る時間を作ってみてください。私自身、自分が大切にしたい事が何となく分かってきた時、無数の情報の中からうまく情報を選択できるようになったと感じています。
情報に踊らされず、皆さんの就職活動が望んだものになることを心から願っています。

※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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