明治大学校友会は7月27日、駿河台キャンパス・アカデミーホールで2025年度の定時代議員総会を開催した。代議員総会は校友会の会則が定める重要事項を審議・決定する会議で、当日は代議員総数587人中、委任状を含め550人が参加。来賓として、柳谷孝理事長、上野正雄学長をはじめ、田村駿評議員会議長、出見世信之評議員会副議長、山本早苗連合父母会長、大学理事者らが出席した。
物故校友への黙とうの後、廣野宏士副会長の開会の辞でスタートした総会は、冒頭、北野大会長が登壇。猛暑の中、定時代議員総会に全国から大勢の代議員が参集したことへの謝辞と、日頃の校友会へのさまざまな協力に対して大学に感謝が伝えられた。
続いて、来賓の柳谷理事長、上野学長、山本連合父母会長から祝辞があった。柳谷理事長からは、校友会への謝意が述べられた上で、創立150周年記念事業である「山の上ホテル」の継承、駿河台キャンパス総合施設整備計画「SURUGADAI 6.0」、体育会競走部の「紫紺の襷プロジェクト~Mの輝きを再び~」について説明があった。上野学長からは、校友会への謝辞の後、政治経済学部の政策学科設置、総合数理学部の学科名称変更、副専攻プログラムの導入、生田キャンパスに竣工したセンターフォレストの利用状況等について説明があった。山本連合父母会長からは、校友会と父母会の交流により、世代を超えて明治を愛する心がつながり、地域の方々との交流が深まったエピソードが紹介され、校友会と父母会が大学と地域をつなぐ架け橋となり、学生の成長を支えていくことの大切さが語られた。
その後、議長団・議事録署名人らを選出して議事に入り、昨年度会務の報告と決算、2025年度活動計画・予算、会長推薦本部員および会長推薦代議員の選任などについて審議し、それぞれ提案どおり承認された。
議事終了後は、親子孫三世代にわたって明治大学を卒業した挽野眞明さん(1958年政治経済学部卒)・挽野剛さん(1993年商学部卒)・挽野隼さん(2024年経営学部卒)、大幢良則さん(1963年法学部卒)・石丸由紀さん(1993年文学部卒)・石丸嵩大さん(2025年法学部卒)、新保洋治さん(1965年商学部卒)・新保一洋さん(1993年商学部卒)・新保亮太さん(2025年情報コミュニケーション学部卒)の3組の家族に対して卒業生校友表彰が行われた。
続いて全国校友大会旗リレーが行われ、2024年度開催地の香川県から福井県に大会旗がリレーされた後、今年度の福井大会と次年度の徳島大会のPRが行われた。
会の締めくくりには、柳谷理事長と北野会長による万歳三唱があり、フィナーレは、応援団OBがリーダーを務め、校友一同、声高らかに校歌を斉唱。木下唯志副会長が閉会の辞を述べ、総会は盛会のうちに終了した。
