内閣は7月29日の閣議で、東京高裁部総括判事の永渕健一氏(1986年法学部卒)を高等裁判所長官に任命することを決定し、最高裁判所は9月8日に永渕氏を仙台高等裁判所長官に充てる人事を発令した。
本学出身者の高等裁判所長官就任は、1987年に女性初の高等裁判所長官となった野田愛子氏(1947年法学部卒)以来、2人目となる。本学の法曹人材養成の歩みに、新たな歴史が刻まれた。
本学では2004年に開設した法務研究科(法科大学院)での専門教育や、学部生を対象とした司法試験予備試験対策など、多様な取り組みを進めてきた。今後もこうした取り組みを一層充実させ、社会に貢献する法曹人材の養成に注力していく。
永渕長官のコメント
司法には、社会の実情も踏まえつつ、法令に則り、適正かつ迅速な解決を目指すことが求められています。社会・経済情勢が急速に変化し、紛争や事件もますます多様化・複雑化する中で、その役割の重要性は、一層高まっていると認識し、その責務を果たすべく努めています。