
明治大学校友会は9月27日・28日の2日間、「第61回全国校友福井大会」を開催した。全国校友大会は全国の校友が一堂に会する場で、今回は創立者の一人・矢代操の出身地である福井県での開催となった。全国の支部から500人を超える校友が集い、27日にザ・グランユアーズフクイで前夜祭、28日にフェニックス・プラザ(いずれも福井市)で記念式典が行われた。
式典は、黒川寿一福井県支部副支部長による開会宣言と、稲木義幸大会実行委員長のあいさつで開幕。北野大校友会長は「北陸新幹線の延伸に合わせて開催が2年間延期された。長い準備期間で大変なご苦労があったと思う」と福井県支部の尽力をねぎらい「校友会の目的は母校の支援と校友同士の親睦。来年の徳島大会でもまた元気な姿を見せてほしい」と語りかけた。
北野校友会長続く祝辞で柳谷孝理事長は、前日の校友会役員らとの懇談会で「学校法人明治大学の現状と展望」と題して講演したこと、本年度中に創立150周年記念事業の実行委員会が始動することに触れ「明治大学が世界に開かれた大学として輝き続けるよう、校友の皆さまと共に、前へと歩みを進めていきたい」と呼びかけた。上野正雄学長は「福井・鯖江をはじめ各地域と、学生派遣プログラム等の地域連携活動を通じて、長年にわたり絆を育んできた」と述べ「多様性に富んだキャンパスの実現のため、福井県や全国各地から、より多くの学生を迎え入れたい」と期待を寄せた。
柳谷理事長
上野学長その後、来賓の杉本達治福井県知事、西行茂福井市長、佐々木勝久鯖江市長、山本早苗連合父母会長から祝辞があり、北野会長と柳谷理事長による万歳三唱、冨田行雄福井県支部副支部長のあいさつで閉会となった。
式典後は、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館特別館長の小野正敏氏(1970年文学部卒)が「タイムカプセル一乗谷~発掘された風景と住民たち~」と題して記念講演を実施。翌日のツアー先の一つでもある同遺跡について、研究者の視点から解説した。
懇親会では、映画化もされた福井商業高校チアリーダー部のOGにより結成されたGrace JETSや勝山左義長ばやし保存会の演目が披露され、締めくくりに体育会応援団の指揮で全員が肩を組み校歌を斉唱。盛況のうちに幕を閉じた。
紫紺の襷プロジェクトの募金ブースでは多くのご寄付を頂戴した
鯖江市にある矢代操の旧宅跡と胸像を訪れた柳谷理事長、上野学長

