アカデミーホールで行われた記念式典では、全員が校歌を斉唱した第28回ホームカミングデーが10月26日、駿河台キャンパスで開催された。
ホームカミングデーは、明治大学が校友を母校にお迎えし、明治大学の「今」に触れていただく年に一度のイベント。運営スタッフや出演者として多くの明大生が参加しており、校友と明大生との貴重な交流の場にもなっている。
今年度は、卒業後70・60・50・40・30・20・10年に当たる特別招待校友を含む、5323人の校友が白雲なびく駿河台に集い、懐かしい旧友や恩師との再会、明大生との交流など、秋の一日を楽しんだ。
アカデミーホールで挙行された記念式典は、フリーアナウンサーの吉澤美菜氏(2011年政経卒)の司会で進行。井上優運営委員長(文学部教授)の開会の辞に続きあいさつに立った、主催者の柳谷孝理事長は第一声で「皆さまおかえりなさい」と呼びかけ、「駿河台のシンボルである、リバティタワーが竣工したのは1998年。その年から開催しているホームカミングデーは、今年で28回目を迎えた。今年度は北野校友会長のご提案で、初めて卒業後70年の方を特別招待校友としてお呼びした。今年もさまざまな企画を用意しているので、母校の今を存分に楽しんでほしい。また、母校をさらに身近に感じていただくとともに、卒業生であることに大いに誇りを持っていただきたい」と校友らを歓迎した。
続いてあいさつに立った上野正雄学長は「ホームカミングデーは、今年で28回目を迎えた四半世紀を超えて続く伝統。世代を超えた校友の皆さまが母校と再びつながる場として大切に育まれてきた。本日お越しの校友の皆さまには、今の母校を『見て』『聞いて』『体感して』楽しんでいただきたい。校友の皆さまとともに、これからの明治大学をより大きく成長させていきたい」と校友らに大学の発展に向けて意を表した。
来賓の北野大校友会長は、「大学の評価を高める要素の一つに校友の活躍がある。本日ご来賓としてお越しの皆さまも、さまざまな業界・分野で活躍されている。この多様性こそが明治大学の強みであり、評価につながっていると思う。今後もさらに高めていけるよう、力を合わせて頑張りましょう」と笑顔で呼びかけた。
その後、特別招待校友を代表し、▷弁護士の手塚正枝氏(1955年法卒)、▷短歌誌 橄欖代表・一般社団法人日本ソムリエ協会最高技術顧問の小笠原信之氏(1965年経営卒)、▷元NHKアナウンサーの桜井洋子氏(1975年文卒)、▷日本テレビホールディングス株式会社代表取締役社長執行役員・株式会社スタジオジブリ代表取締役社長の福田博之氏(1985年経営卒)、▷ZACROS株式会社代表取締役社長の下田拓氏(1995年商卒)、▷株式会社TEASair取締役・チアリーダーの土屋炎伽氏(2015年国日卒)の6氏が、在学中の思い出や現在の仕事、母校への思いなどを語った。
さらに、寄付者顕彰制度における賛助員紹介、校歌斉唱と続き、盛況のうちに記念式典は終了した。
記念式典の後には、マンドリン俱楽部のコンサート、明大生によるパフォーマンスなど多数のプログラムを開催。シンポジウム「明治大学と山の上ホテル」、恒例の寄付イベントや23店舗が出店した物産展、めいじろうとふれあうキッズコーナー企画など、多くの人が楽しんだ。










