体育会ハンドボール部は8月9日、地域の中高生を対象にしたハンドボール教室を和泉キャンパスの体育館で開催した。今回が初の試みとなるこの教室には、城西大学附属城西中学・高等学校のハンドボール部員27名が参加し、大学生との交流を通じて競技の理解を深めた。
教室では、部員指導のもと、ハンドボールの基礎となるフットワークやディフェンスの姿勢、正確なパスや多様なシュート練習といった実践的なメニューが行われた。中高生たちは、最初は緊張した面持ちで体育館に入ってきたが、部員からの声かけや丁寧な指導に次第に笑顔が増え、活気あふれる雰囲気の中で練習に取り組む様子が見られた。

参加した生徒からは「普段の練習では気付かないポイントを大学生の先輩に教えてもらえた」「迫力あるプレーを間近で見ることができ、とても刺激になった」といった声が聞かれた。また、指導した大学生部員にとっても、自分の技術を言葉で説明することで理解を深める機会となり、双方にとって実りある時間となった。
今回の教室を企画した体育会ハンドボール部は「地域の中高生と交流することで、ハンドボールの魅力を伝えるとともに、競技の普及・発展に貢献したい」としており、今後も継続的な開催を視野に入れている。大学と地域をつなぐ新たな活動として、その広がりが期待される。
