
「第3回明治ビジネスチャレンジ」最終選考会が3月14日に駿河台キャンパス・グローバルホールで開催された。最終選考会には、第1次選考会で選出された8組が出場し、1人5分間のプレゼンテーションと質疑応答が行われた。
ファイナリストたちは、1月から2月にかけて、アクセラレーションプログラムを受講し、それぞれのビジネスプランに磨きをかけてきた。どの発表も、総合大学で学ぶ明大生ならではの視点や社会の課題解決に向けた提案が盛り込まれていた。
審査員による「ビジコンを考える」をテーマとしたトークセッションを挟み、審査結果が発表された。最優秀賞はピーク エイダン ゼファーさん(理工学部2年)の「脳科学×AI 鬱病予測診断」に決定し、副賞100万円と1年間起業サポートを受ける権利が贈られた。さらに、優秀賞(副賞20万円)および新人賞(副賞10万円)に鈴木葵葉さん(総合数理学部1年)、優秀賞(副賞20万円)に山本凌大さん(経営学部3年)が選出された。
ゼファーさんは、「最優秀賞をいただけてとても光栄。これまで多くのつらい経験があったが、支えてくれた周りの方々のおかげで今がある。最優秀賞をゴールとせず、これからも笑顔あふれる社会を実現するために努力を続けていきたい」と、受賞の喜びを語った。審査員の1人で創業手帳株式会社代表取締役の大久保幸世氏は、「年々、発表のレベルが高くなってきていると感じた。今回のプレゼンテーション内容を今後実現していくことを期待している」と出場者らを激励した。
今後、受賞者は起業に向けての準備や事業の発展への取り組みを加速させ、明治大学は専門家によるサポート等の支援を行う。
