人事院は5月28日、中央省庁の幹部候補を目指す国家公務員採用総合職試験の2024年度最終合格者を発表した。明治大学からは40人(前年度49人)が合格、全国の大学で15位、私立大学では5位という結果になった。明大の合格者の試験区分別内訳は、院卒者試験で「行政」「デジタル」「農業科学・水産」において各1人の計3人。大卒程度試験で「政治・国際・人文」「農業科学・水産」で各9人、「法律」7人、「経済」5人、「工学」4人、「森林・自然環境」2人、「農業農村工学」1人の計37人だった。
2024年度試験の申込者数は1万3599人(前年度比773人減)、合格者数は1953人(同74人減)で、倍率は7.0倍(同0.1ポイント減)となった。
今回の結果を受け、行政研究所所長の西川伸一政治経済学部教授は、「受験者が増えれば合格者はもっと増える。国家公務員のなり手不足の今がチャンスだ。イメージにとらわれずオンリーワンの仕事の魅力に気付いてほしい」とコメントした。
明治大学広報第787号(2024年7月1日発行)掲載