Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
教育
2024.12.16

政治経済学部・倉地ゼミが立教大学・埼玉大学のゼミと合同ディスカッションを実施

政治経済学部
倉地ゼミ・移民政策班

政治経済学部・倉地真太郎ゼミナール(3年)は、12月8日、埼玉大学(埼玉県さいたま市)で立教大学の菅沼隆ゼミナール、埼玉大学の大津唯ゼミナールと、合同ディスカッション大会を実施した。

これは、「ふるさと納税」「移民政策」「養育費支払い」の3つをテーマに、班に分かれて事前に論文を執筆した上で、大学間でディスカッションを行うというもので、大会当日は各セッションで活発な議論が交わされた。

倉地ゼミは、ふるさと納税セッションでは地方交付税の算定と連動させる案を、移民政策セッションではさまざまな事例を挙げながら自治体主導で移民政策を進める案をそれぞれ提案し、ふるさと納税班が「セッション賞」を、移民政策班が「最優秀班賞」を受賞した。

今回の大会を振り返って、倉地ゼミ3年の佐藤慎太郎さんは「時間をかけて準備したものを他大学の学生を交えて多様な視点で議論できたことで、より深い学びにつながりました。また、本番の相手チームとの掛け合いの中で個々が強みを発揮できたことが印象的でした。今回得た新たな視点を基に、今後の社会課題の解決に生かしたいです」と語った。

また同じく倉地ゼミ3年の野口克洋さんは、「異なる大学の学生と議論する中で、自分たちが持つ知識や価値観を再構築する経験を得ました。議論を通じて単に意見を交換するだけでなく、相手の視点を深く理解し、そこから新しい問いや気づきを得ながら主張を重ねていくプロセスが興味深かったです」と語った。

今回の合同インターゼミナールに向けて、3ゼミは春から複数回ミーティングを行うなどして準備を重ねた。「財政学」と「社会保障論」という専門分野が異なるゼミが分野を横断して議論することで、参加学生らは普段のゼミ活動では得られない貴重な経験を得た様子だった。(政治経済学部事務室)

倉地ゼミ・ふるさと納税班