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教育
2025.04.10

日本学園中学校と共同授業を実施(政治経済学部・ヨークゼミ)

政治経済学部高大連携
ゼミ生が制作した英語教育カードゲーム「Let’s オノマトピア!!」

2月18日、政治経済学部・ヨーク,ジェームズゼミナールは、日本学園中学校で、ゼミ生が制作した英語教育カードゲーム「Let’s オノマトピア!!」を用いた共同授業を実施した。授業には、中学1年生32人が参加した。

ヨークゼミは、「遊びやゲームの教育的・社会的な可能性」をテーマに研究を行っている。今回のプロジェクトは、ゼミの2期生である横田凜さん、岩田ほのかさん、澤田梨花さん、浅野陸さん(4年)が発案したもの。「カードゲームを通じて英語のオノマトペを習得すること」を目的に、ルール作りからデザインの制作、カード発注までを一貫してゼミ生が行った。

このゲームの遊び方は、カードを元に単語や文、ジェスチャーでオノマトペを表現し、相手にそのオノマトペを答えてもらうというもの。中学生らは4人グループに分かれ、3ラウンド制で2対2のチーム戦を行った。

カードゲームを通じてオノマトペを学んでいる様子

中学1年生にとっては比較的難易度が高いオノマトペだったが、3ラウンドを通して繰り返し声に出し、耳にすることで、ほぼ全ての生徒が自然とオノマトペを暗記しており、ゲームを通じた高い教育的効果が見られた。ゲームの前後には、オノマトペに関する理解度テストや英語学習に対するアンケートを実施。効果を測るためのデータを収集した。

中学生からは「ゲームを通じて自然にオノマトペを覚えられた」「授業で使用する単語もこのようなゲーム感覚で覚えたい」といった感想が寄せられた。また、ヨーク准教授は「まずは、学生の行動力と積極性を誇りに思う。そして、日本学園中学校の先生方がこのような機会を与えてくださったことに、非常に感謝している。今回の活動をきっかけに、今後さらに共同授業ができればうれしい」と語った。

ヨークゼミは、今回の共同授業で得られた知見を生かし、より効果的な英語教育ゲームの開発に力を入れていく。(政治経済学部事務室)