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2026.02.16

第15回「図書館書評コンテスト」を開催――最優秀賞に大野直心音さん

図書館
受賞者と図書館関係者ら(最前列中央が大野さん)

第15回「図書館書評コンテスト」の表彰式が2月6日、駿河台キャンパス・中央図書館で開催された。

このコンテストは、明大生の読書への関心を高め、図書館を積極的に活用してもらうことを目的に、学生からの書評を募るもの。今回は47編の応募があり、『アルジャーノンに花束を 新版』(ダニエル・キイス著)の書評を書いた大野直心音さん(法学部4年)が最優秀賞に輝いた。また、大久保陽菜さん(商学部3年)、小田長心花さん(法学部2年)が優秀賞に選出され、特別賞などを合わせ12人が表彰された。

表彰式では、歌代豊図書館長(経営学部教授)や、協賛の紀伊國屋書店、三省堂書店、丸善雄松堂の3書店の代表者から、受賞者一人一人に賞状と副賞が手渡された。

講評では、三浦太郎図書館副館長(文学部教授)が書評と図書紹介の違いについて触れ、「書評は単なる内容紹介にとどまらず、批判的な視点や自分なりの視点が重要である」と説明。今回の受賞作品が明確な論点を持ち独自性に富んでいたことを評価した上で、この経験が今後の学業や社会生活において大いに役立てられることへの期待を示した。

続いて、受賞者を代表し、最優秀賞の大野さんが登壇。大野さんは「『アルジャーノンに花束を 新版』を読み終えた後、感動のあまり言葉が出なかった。その強い感動を何とか言葉にしたいと思い、助詞の使い方や語順、文末表現など、表現に細かな工夫を重ねた。読者に伝わる文章を目指して書評を練り上げた」と語った。また、読書の魅力については、「仮想的な世界への扉を開いてくれること」「静かに思考を深める時間を与えてくれること」の二点を挙げ、それぞれについて丁寧に説明した。

今回の受賞作品は冊子にまとめられ、各図書館での配布や、図書館ウェブサイトへの掲載など、広く公開される予定。(中央図書館事務室)

受賞者・書評対象図書一覧

受賞名 氏名 所属 学年 書評対象図書 / 著者名
最優秀賞 大野 直心音 法学部 4 アルジャーノンに花束を 新版 /
ダニエル・キイス 著
優秀賞 大久保 陽菜 商学部 3 塩の街 /
有川浩 著
優秀賞 小田長 心花 法学部 2 流浪の月 /
凪良ゆう 著
特別賞
(紀伊國屋書店賞)
寺島 稔七 理工学研究科 1 川のほとりに立つ者は /
寺地はるな 著
特別賞
(三省堂書店賞)
前田 侑輝拓 農学研究科 1 田園交響樂 /
アンドレ・ジイド 著
特別賞
(三省堂書店賞)
岡田 拓歩 法学部 1 ヘヴン /
川上未映子 著
特別賞
(丸善雄松堂賞)
飯間 桃子 国際日本学部 1 月と六ペンス /
サマセット・モーム 著
佳作 若林 里帆 商学部 3 白痴 /
坂口安吾 著
佳作 関口 愛菜 文学部 2 傷を愛せるか 増補新版 /
宮地尚子 著
佳作 堤 智希 法学部 2 きみの友だち /
重松清 著
佳作 小倉 彩心 農学部 3 愛なき世界 /
三浦しをん 著
佳作 木村 燿 法学部 3 新選組血風録 新装版 /
司馬遼太郎 著