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2024.03.27

第15回「明治大学文学賞」表彰式

受賞者と選者らによる集合写真

第15回「明治大学文学賞」の表彰式(後援=連合父母会、㈱阿久悠)が3月5日、駿河台キャンパス・紫紺館で開催された。第1部門「倉橋由美子文芸賞」の大賞に菊地旭輝さん(文3)の『カレーパン』、第2部門「阿久悠作詞賞」の大賞に和田悠香さん(情コミ2)の『たからばこ』(自由作詞形式)が選出された。同賞は、学生の意欲的な課外活動を奨励することを目的に2009年度に始まり、今回で15回目を迎えた。明大生を対象に作品を募集し、文芸賞に17作品、作詞賞に55作品の応募があった。

冒頭、あいさつに立った田母神顯二郎文学部長は、同賞の運営・選出に関わる選考委員らへの謝辞と共に、「昨今、生成系AIの利用が拡大している中で、小説、歌詞を作ることは貴重である。皆さんにとって今日の表彰式が良き思い出になれば」とあいさつし、受賞者らに祝福の言葉をかけた。

表彰式は各部門の選者からの講評、受賞者スピーチと続いた。文芸賞大賞の菊地さんは、第13回の同賞で佳作を受賞したことを振り返り、「成長することができたのだと思う。これからも文学活動に一生懸命取り組みたい」と笑顔を見せた。作詞賞は、佳作の受賞者を代表して佐川雄琉さん(農2)が、「スマホを使っていろいろな人や技術に触れながら作詞に取りかかった。言葉を通じて一つの作品ができたことは学びが多かった」と受賞の喜びを語った。

最後に、作曲家の竹中俊二氏が作編曲、歌手の太田仁子氏が歌唱を行った作詞賞大賞作品『たからばこ』の動画披露と、受賞者らの記念撮影が行われ、和やかな雰囲気の中閉式となった。

明治大学文学賞は今回で終了となる。企画・運営を行ってきた文学部事務室の担当職員は「これまで応募してくれた学生や携わっていただいた皆さまに感謝申し上げたい」とコメントした。

なお、3月18日には受賞作品集が文学ホームページで公開された。