
国際連携機構は11月25日、和泉キャンパスで、国連ボランティア計画(UNV)東京駐在事務所の櫻井亜沙子氏(パートナーシップ構築専門官)を招き、「国連で働くって?」と題した講演会を実施した。
このイベントは、国際機関で働くことに興味のある学生を対象に、「国連職員って一体どんな仕事をするのだろう?」「どうやったら国連職員になれるのだろう?」などの疑問に答える目的で行われた。当日は、国際交流団体キャンパスメイトが運営をサポートした。
講演の内容は、国連ボランティアの事業内容から、櫻井氏のキャリアの歩み、国際機関で働く面白さや職員に求められる資質、また実務経験や語学スキルの獲得方法まで、多岐にわたった。講演終了後には、参加学生らが櫻井氏を囲んで次々に質問する様子も見られ、学生らからは「やる気が出た」「刺激を受けた」という声が多く聞かれた。
櫻井氏の講演内容(抜粋)
2023年1月の国連総会において、2026年を「持続可能な開発のためのボランティア国際年」とすることが決定された。持続可能な開発を実現する上で、ボランティアの重要性が広く認識されつつある。昨年は世界の169カ国・地域で1万2840人もの方が国連ボランティアとして派遣されており、その規模は増加傾向にある。
さらに近年、オンラインでも参加できるポストが増加している。昨年は1万4050件のポストが公募された。一口にボランティアといっても多様な関わり方が可能になりつつある。
また、自身もかつて国連ボランティアとして活動していた経験がある。国際機関で活躍している方の中には国連でのボランティア経験者が多くいる。
(国際連携事務室)
