受賞者と審査委員ら(前列左から4人目が学長賞のチョウさん)日本語教育センター(センター長=中島春紫農学部教授)は12月13日、第30回「学長杯留学生日本語スピーチコンテスト」(後援=連合父母会、協力=明治大学国際交流団体キャンパスメイト、MuBO)を駿河台キャンパスで実施した。韓国、中国、台湾、フランス出身の留学生12人が、「私を変えた言葉」をテーマに自身の経験を交えてスピーチした。
最優秀賞に当たる学長賞には、中国出身の留学生チョウ カケンさん(国際日本学部3年)が輝いた。チョウさんのスピーチタイトルは、「『絆』が結んだ、新たな自分」。中学生の時に日本語の授業で学んだ「絆」という言葉をテーマに、母国での日本語スピーチコンテストへの挑戦、大学受験での挫折経験を通して、自身と日本語との間に生まれた「絆」について、流ちょうな日本語で披露した。逆境を乗り越え成長した自分自身を体現したスピーチは、審査委員らの心を打ち、見事学長賞の受賞となった。
同コンテストは、留学生の日本語能力の向上と学生同士の交流を目的として1996年から開催され、大学公認の国際交流団体・キャンパスメイトとMuBOの学生たちが運営・協力を担う。出場者(留学生スピーカー)に、2人程度の学生が日本語アドバイザーとして付き、本番まで一緒にスピーチを練り上げるなど相互交流の機会となっている。(国際教育事務室)
各賞の受賞者は別表のとおり。
第30回「学長杯留学生日本語スピーチコンテスト」入賞者(敬称略)
| 受賞名 | 氏名 | 国籍 | 所属 | タイトル |
|---|---|---|---|---|
| 学長賞 | チョウ カケン | 中国 | 国際日本学部3年 | 「絆」が結んだ、新たな自分 |
| 連合父母会長賞 | ブン エイテイ | 中国 | 文学部3年 | 剣道が教えてくれた⾔葉 |
| 日本語教育センター長賞 | アラド シェリル マエヴァ | フランス | 国際日本学部3年 | 余白-世界と向き合う時間 |
| めいじろう賞 (審査委員特別賞) |
ヨン ジンウ | 韓国 | 文学部2年 | 失敗?いつするの?今でしょ! |
| めいじろう賞 (審査委員特別賞) |
オウ トウ | 中国 | 経営学部3年 | 学びの主役 |


