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国際
2025.04.15

高馬副学長らがマンチェスター大学およびユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)を表敬訪問――学生交流促進へ

2025年3月17日から21日にかけて、高馬京子副学長(国際交流担当)、大山るみこ国際連携副本部長、小澤芳明国際連携事務長がイギリスのマンチェスター大学およびユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)を訪問した。訪問では、上野正雄学長(国際連携機構長)が推進する、2027年度から改編予定のトップユニバーシティ留学制度の派遣先拡大を見据えた協議が行われた。

マンチェスター大学との協議

マンチェスター大学の外観マンチェスター大学の外観

マンチェスター大学は、本学と交換留学協定を締結している大学の一つで、QS世界大学ランキング(※)において、直近10年で40位以内にランクインしている名門校。今回の訪問では、既存の交換留学枠の拡大や英語要件に関する話し合いを行った。その結果、留学に必要な語学基準の緩和は難しいものの、英語準備コースの活用などにより、留学の可能性が広がることが確認された。

また、同大学における日本語教育の状況について情報収集を行うとともに、日本文化に関心を持ち、本学への留学を予定している学生との意見交換も実施。本学の特徴や現状、ならびに手続き等に関する説明を行った。

※QS世界大学ランキング:英国の教育評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(QS)が毎年発表している、世界の大学を対象としたランキング。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)との協議

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の外観ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の外観

同大学協議会理事長を務めるヴィクター・チュー氏より、日本の学生が経済的事情により留学を断念することがないよう、新たな奨学金制度の設立に向けた提案が本学にあったことを受け、UCLと本学との相互留学について協議を行った。初期段階として、サマースクールへの相互派遣を試験的に実施し、今後の交流拡大に向けた基盤を築くことで合意した。

今後の展望

今回の訪問を通じて、マンチェスター大学およびUCLとの協力関係を強化することで、より多くの学生が留学できる環境づくりに向けた具体的なステップが確認された。今後は、短期(中長期)留学プログラムの設計を進めるとともに、奨学金制度の整備を図り、両大学との連携を一層強化していく予定。

本学は、引き続きグローバルな教育機会の拡充に取り組み、学生が世界で活躍できる環境を整えていく。(国際連携事務室)