国際連携本部は6月28日、オンラインで今年度1回目の「英語による授業を行うためのFD研修」を実施した。今回は「英語で教えるリアルを語り合いませんか?」をテーマにEMI(英語による授業)経験者による座談会形式で行われ、国際連携機構の横川綾子特任教授が講師を務めた。
前半では、国内大学で広がるEMI導入の現状や政府の推進方針が紹介され、併せて国際連携本部が作成したリーフレット「Meiji EMI Resources 2025」が共有された。これは昨年度の研修成果を基に実践例や参考資料をまとめたもので、授業サポートに活用できる内容となっている。後半のグループディスカッションでは、「英語力に不安がある場合の授業運営」や「内容重視と英語運用重視のバランス」について意見が交わされ、専門用語集の事前共有、補助教材やクラウドアプリの活用など具体的な工夫も紹介された。
参加者からは「授業の方法の改善に役立つ良い機会だった」「授業の目的に応じた言語切り替えの重要性を学んだ」といった声が寄せられた。国際連携本部では今後もEMI実践を支援する研修を継続していく。(国際連携事務室)