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2026.09.07

「Japan in Transition Summer Program」が描く、新たな学びのかたち―世界と出会う機会を、もっと身近に|国際連携事務室

国際連携事務室は7月、海外協定校の学生を対象とした英語による約2週間の短期受入プログラム「Japan in Transition Summer Program(以下、JiT)」を開催した。

本プログラムは、海外留学に参加する学生だけでなく、より多くの学生がキャンパス内で留学生と出会い、多様な価値観に触れ、自らの可能性を広げることができる国際交流の機会を日常に生み出したいという思いから企画された。また、上野正雄学長が掲げる重点政策の一つである「大学そのものの国際化」を具体化する取り組みとして、大学の支援を受けたパイロット事業として実施された。ハワイ、米国本土、タイの3カ国・地域から11人の留学生を迎え、本学学生18人が「JiT Supporters」として運営に参画。公開講義やフィールドトリップには本学学生も多く参加し、海外学生との交流を通じて国際的な学びを深めた。

「Find Your Oshi(推しを見つける)」を通して、現代日本を多角的に学ぶ

プログラム全体のテーマは、「Find Your Oshi」。参加学生は、自分自身の「推し(Oshi)」を見つけながら、日本文化や社会をさまざまな視点から探究した。期間中は、本学教員に加え、ハワイ大学およびシドニー大学の教員を含む11人の教員が、Kawaii文化、AIと法制度、防災、人口減少、多文化共生、折り紙工学、発酵文化、日本のポップカルチャーなどの幅広い分野について全12回の英語講義を実施した。講義では、学生らは、講義で得た知識をフィールドトリップやグループワークで確認しながら、自らの「推し」に込められた日本社会の魅力や課題を考察した。

最終日の発表では、「私たちの推しは、現代日本をどのように映し出しているのか」をテーマに英語で発表。JiTは、学生が知識を覚えるだけではなく、自ら問いを立て、考え、伝える、という学びのプロセスを大切にしていたため、参加者にとって学びの多い時間となった。

ウェルカムレセプションの様子

総合大学だからこそ実現できた、「人」と出会う学び

JiTでは、防災施設やフィールドトリップ、明治大学現代マンガ図書館や漫画研究会との交流、体育会相撲部との交流など、本学ならではの教育資源を生かした体験型プログラムも実施した。さらに、海外学生と本学学生が寝食を共にしながら、グループワークやレクリエーションをしながら交流を深める山中セミナーハウスでの2泊3日の合宿も開催。合宿では、学生同士が言葉や文化の違いを超えて自然と助け合う姿が見られた。

山中セミナーハウスでの合宿

学生が学生を育てる、新しい国際交流

「JiT Supporters」として運営に参画た本学学生18人は、運営を補助するだけではなく、海外学生と共に学び、考え、成長する「学びのパートナー」として参加した。学生自身が企画・運営を担い、一人ひとりが主体的にプログラムづくりに関わり、国際交流に主体的に取り組んだ。

「Ohana」と呼べる仲間ができた

プログラム終了後、ハワイ大学の学生からは「14日間という期間だったが、参加者全員が『Ohana(家族)』のような存在になった。」という感想が寄せられた。また、本学学生からは、「今回海外の学生と交流したことで、自分の世界が大きく広がった。」という声が聞かれた。

富士山へのフィールドトリップ

キャンパスから世界へ。そして、次の世代へ。

本プログラムを企画したコーディネーターの高馬京子国際交流担当副学長(情報コミュニケーション学部教授)は、「海外協定校との交流をさらに発展させるとともに、明治大学のキャンパス内で誰もが気軽に国際経験を積むことができる環境づくりをさらに目指したい」と述べた。国際連携事務室は今後、より多くの学生が参加できるよう複数回の開催や正課科目化も視野に入れながら、さらなる発展を目指していく。

(国際連携事務室)