2022.04.04

【思索の樹海(うみ)】『学生生活への扉』―明治大学から新入生へのメッセージ―「大学生活の可能性」経営学部 三上真寛先生


【思索の樹海(うみ)】『学生生活への扉』―明治大学から新入生へのメッセージ―は、新入生にお勧めしたい学生生活の過ごし方や、高校時代までとの生活の違いや面白さ・心構えなどをお伝えするコーナーです。今回は、経営学部の三上真寛先生に、ご執筆いただきました。
【思索の樹海】『学生生活への扉』を執筆いただいた先生三上真寛先生(経営学部准教授)

PROFILE:
青森県出身。明治大学経営学部卒業、北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。2013年明治大学経営学部専任講師、2018年同准教授。専門は理論経済学、経済学説・経済思想。著書に『ミクロ経済学:基礎へのアプローチ』、『マクロ経済学:基礎へのアプローチ』(学文社、2020年)など。

大学生活の可能性

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。晴れて大学生となった皆さんは、新しい環境に不安を覚えながらも、これからの学生生活に期待を膨らませていることと思います。ぜひ、その期待をもっともっと膨らませて、新しいことに挑戦していく原動力にしてください。大学生としての4年間の過ごし方には無数の選択肢があり、今、皆さんの目の前には、まだ見ぬものも含めて実に多くの可能性が広がっているからです。

多様な活動を通して、多様な人との出会いを大切に

皆さんの中には大学ならではの学問に励む方もいれば、「体育会やサークル活動を頑張る方」「資格試験の取得を目指す方」「アルバイトやインターンシップに取り組む方」「ボランティア活動に参加する方」もいることでしょう。「もっと別なことに挑戦したい!」と考えている方も、キャンパス内で少し足を伸ばしてみれば、あるいは、大学のホームページで少し検索をしてみれば、きっと必要な情報や同じことに挑戦している仲間が見つかることと思います。

そして、そのような多様な活動を通して多様な人と出会えることもまた学生生活の醍醐味です。同じクラスや授業で仲良くなる人、体育会やサークルの同期や先輩・後輩、 授業やゼミの先生、校友(卒業生)の大先輩など、大学の中だけでもたくさんの出会いがあることでしょう。その中には皆さんにとって忘れられない出会い、卒業後も関係が続くようなかけがえのない出会いもあるはずです。既に明治大学の一員となった皆さんには温かいつながりが待っています。

選択に迷ったり悩んだりした時は、一人で抱え込まずに相談を

とは言え、このように多くの挑戦や出会いの機会があると、やるべきことが多すぎると感じることや何をすればよいか分からないと思うこともあるかもしれません。自分で決められるという自由が多い分、慣れるまではそれが負担に感じられることもあるのです。もし何か選択に迷った時や間違えてしまったと思った時は、どうか一人で抱え込まず、学級担任や授業の先生、学部事務室、学生相談室など、相談しやすい教職員に遠慮なく声を掛けてください。必ずや皆さんのお話に耳を傾け、解決のためのヒントをくれるはずです。

新入生へのメッセージをお願いします!

かつては私も皆さんと同じように門をくぐり、同じように学生生活を送りましたが、やはり当時のことはかけがえのない時間であったと思うと同時に、今それが目の前にある皆さんをとてもうらやましくも思います。まだ何も決まっておらず、皆さん自身が未来を決められるのです。その可能性に目を開き、有意義に過ごしてください。これからの皆さんの学生生活が充実したものとなるよう、心から応援しています。

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