NHK土スタ「虎に翼」特集を明治大学から公開生放送 伊藤沙莉さん、仲野太賀さんがゲスト出演

NHKのテレビ番組「土スタ」の公開生放送が5月25日に駿河台キャンパスのアカデミーホールで行われた。
「土スタ」は毎週土曜日に生放送されている60分間のトークショー。今回の特集はNHKの連続テレビ小説「虎に翼」で、劇中の「明律大学」のモデルである明治大学を会場とした特別放送となった。
番組MCのハリセンボン近藤春菜さん、松丸亮吾さんなどに加え、「虎に翼」に出演する伊藤 沙莉 さん、仲野太賀さんがゲスト出演した。番組では、伊藤さんら出演者が法律や当時の時代考証の勉強のため明治大学で特別授業を受けたことなどの撮影秘話や、舞台裏のエピソードを中心にさまざまなトークが展開した。

当日は、事前に募集した明大生のボランティア11人が会場への誘導など番組運営の協力を行った。終了後には出演者とボランティアの明大生や、コーナーのMCを務めるNHKのキャラクター「ななみちゃん」と明治大学公式キャラクター「めいじろう」の記念撮影を行った。

この日は「虎に翼」の法律考証を担当し伊藤沙莉さんら出演者に特別授業を行った村上一博法学部教授(大学史資料センター所長・図書館長)も観覧。「満席のホールが終始盛り上がっており、ドラマ制作に関わる者としてうれしい限り。控室では伊藤さんが『明治大学は特別授業を受けて再び来ることになったが、懐かしく感じる』と話してくれた」と観覧後の感想を語った。

(左から柳谷理事長、伊藤沙莉さん、仲野太賀さん、村上教授、めいじろう)
公開収録を観覧した法学部3年の小林未蘭さんは、公開収録の中で伊藤沙莉さんに「撮影中、裁判のシーンや法律用語で苦労したことはありますか」と質問。
伊藤さんは「法廷という独特の空気感の中で専門的な用語を使うせりふが多い。それぞれの言葉の意味をきちんと理解して自分の言葉としてそしゃくした上で演技しなければならない」と答え、「法学部の学生さんたちはすごい」と法を学ぶ明大生にエールを送った。
またボランティアとして参加し、「虎に翼」にゆかりのあるスポットを紹介する千代田区マップを制作した明治大学博物館学生広報アンバサダーの三宅南緒さん(文学部3年)は、仲野太賀さんに「私はこれまで何度か勉強をつらく思うことがありました。仲野さんは目標に向かってどのように自分を奮い立たせていますか?」と質問。
仲野さんは「頑張ることを継続するのは難しい。そんなときは、自分よりも頑張っているなと思う人の横顔を見たり、想像したりすると自分も奮い立つ。それでもだめだったら、お風呂に入って、アイスを食べて、寝ること!そして、また頑張れるときに頑張ればいい!」とエールを送った。
放送後、質問をした学生たちは「伊藤さんが語った法律用語を一言一句間違えず覚える苦労にはとても共感した」(小林さん)「目標に向かって一緒に頑張っている仲間の横顔を見ながら今後も頑張ろうと思った」(三宅さん)と感想を語った。

この日の模様は、6月1日(土)14:50までNHKプラスで見逃し配信を行っている。