研究
2024.08.01
2024年度「科学研究費助成事業」304件(6億3635万円)が採択
独立行政法人日本学術振興会から通知された、2024年度の科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)の交付内定によると、明治大学の2024年度の採択件数は新規と継続分を合わせ304件(前年度比4件増)、金額は6億3635万円(同5876万円減)となった。
科学研究費助成事業(科研費)は、全国の大学や研究機関で行われている研究活動に必要な資金を研究者に助成する仕組みの一つである。人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を幅広く支援し格段に発展させることを目的とする「競争的研究費」であり、複数の研究者による審査を経て、豊かな社会発展の基盤となる独創的・先駆的な研究に対する助成を行う制度で、我が国の重厚な知的蓄積の形成、イノベーションによる新たな産業の創出や安全で豊かな国民成果の実現に貢献している。
科研費の中核となる研究種目は「基盤研究」で、研究期間や研究費総額によってS・A・B・Cの4つに区分されている。また、若手研究者の自立を支援する研究種目として「若手研究」が、斬新な発想に基づく研究を支援し、新領域の開拓を先導する潜在性を有する研究を支援するものとして「学術変革領域研究」や「挑戦的研究(開拓・萌芽)」が設けられている。(研究知財事務室)