
第30回「連合駿台会学術賞・学術奨励賞」の授賞式が1月22日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで執り行われ、農学部の吉本光希教授と情報コミュニケーション学部の清水晶紀准教授が連合駿台会学術賞を、政治経済学部の水野剛也教授が連合駿台会学術奨励賞を受賞した。
同賞は、政財界などで活躍する明治大学校友の親睦団体である連合駿台会が、本学教員らによる学術研究上の優れた成果を表彰するもの。学術賞は、自然科学分野から吉本教授による「植物の種(たね)が長期間にわたり発芽能力を保つための新規機構の解明~自身を食べることの重要性~」、社会科学分野から清水准教授による「環境リスクと行政の不作為」が受賞した。学術奨励賞は、人文科学分野から水野教授による「新聞4コマ漫画と内閣総理大臣――全国3大紙に見る小泉純一郎から野田佳彦までの首相描写」が受賞した。
授賞式は連合駿台会の駿台懇話会として開催され、第1部の学術賞受賞記念講演会に清水准教授が登壇し、「『時の裁量』理論と情コミ学部的法学研究」をテーマに講演を行った。第2部の授賞式では、上野正雄学長と連合駿台会の田村駿会長から、受賞者へ表彰状と記念品、副賞の目録が授与された。
その後、3氏がスピーチに立ち、「今回の受賞を励みにし、研究を教育の一環として捉え、学生と共に研究を続けていきたい。そして明治大学が本研究分野の世界的拠点となれるよう、今後も研究にまい進していきたい」(吉本教授)、「本研究は、明治大学に、そして情報コミュニケーション学部に所属することができたからこそ続けてこられた研究である。その感謝の気持ちを忘れず、引き続き頑張っていきたい」(清水准教授)、「今回受賞対象となった書籍を発行するまで、多くの方々に支えられてきた。審査を含め協力いただいた多くの先生方、そして家族に感謝している」(水野教授)と受賞の喜びや関係者への謝意、今後のさらなる研究活動への意欲が語られた。