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2026.08.01

秋田県鹿角市長が黒川農場を視察|農学部

農学部
意見交換をする笹本市長(左)と伊藤専任講師

秋田県鹿角(かづの)市の笹本真司市長が6月11日、明治大学黒川農場を訪れ、ムラサキ栽培の視察と紫根染に関する意見交換を行った。

黒川農場のフィールド先端農学研究室では、伊藤善一専任講師が染料植物「ムラサキ」の栽培と紫根染に関する研究を行っている。また鹿角市には、古くから地域に伝わる草木染の染色技法「鹿角紫根染・茜染」があり、笹本市長は個人的にも、この継承に取り組む「鹿角紫根染・茜染研究会」に所属し、自身でもムラサキ栽培や紫根染の研究に取り組んできた。

当日は、伊藤専任講師が黒川農場でのムラサキ栽培の状況を案内するとともに、笹本市長と紫根染の技法や原材料の確保、伝統工芸の継承などについて意見を交わした。伊藤専任講師は「鹿角の貴重な伝統工芸技術である鹿角紫根染・茜染が、次代へ受け継がれていくことを願っている」と話した。

伊藤専任講師は同研究会の關幸子会長との交流を通じて鹿角市を複数回訪問しており、過去には笹本市長のムラサキ圃場を見学したこともある。こうした交流を背景に、今回の視察が実現した。

鹿角紫根染・茜染

紫根染はムラサキの根を、茜染はアカネの根を用いた草木染。鹿角地方では、かつて自生のムラサキやアカネが豊富だったことから、その根を使った染色技法が奈良時代から伝えられてきたとされる。

(農学部事務室)

古代鹿角紫根染・茜染(写真:鹿角紫根染・茜染研究会)