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2024.11.19

“縁結びの神様”北海道・浦幌神社で「リサイクルアート教室」「スカイランタンイベント」を実施|商学部・水野勝之ゼミ

商学部

商学部・水野勝之ゼミナールは北海道浦幌町で10月5日、「縁結びの神様」でもある浦幌神社と連携し、縁結び企画「リサイクルアート教室」と「スカイランタンイベント」を行った。

水野ゼミ2年生は、地域経済の活性化について、フィールドワークを通じた実践的な研究活動を行っている。2024年度は「北海道班」「韓国班」「浦安班」などに分かれて活動をしており、今回の取り組みは「北海道班」の活動の一環として行われた。

北海道班は2024年4月から、浦幌神社の縁結びの御神木「夫婦桂」を軸とした地域活性化の活動に取り組んでおり、7月には学生のアイデアで縁結び祈願の短冊をデザインしている。

ゼミ生が考案した「恋結び・縁結び祈願短冊」のデザイン

リサイクルアート教室

短冊の切れ端を活用して制作した、リサイクルアートのキャンバス

7月にゼミ生が考案した短冊はハート形のため、製作時に切れ端が発生する。これを活用するため、地元の子どもたちとモザイクアートを作るイベントをゼミ生が提案。キャンバス上のデザインに合わせて、短冊の切れ端を自由に切り貼りし、一つの大きなリサイクルアートを制作した。完成したアートは、浦幌神社の御神木「夫婦桂」の側に飾られている。

スカイランタンイベント

浦幌神社でスカイランタンを飛ばす様子

同日夕方には、自分の願いを書いて飛ばすとその願いがかなうという「スカイランタン」のイベントを、浦幌神社境内で実施。こちらも企画からランタンの準備までをゼミ生たちの手で行い、20組50人の参加者が、それぞれ願いを書いたランタンを飛ばした。見物には100人以上が来場し、正月並みの大にぎわいとなった。なお、スカイランタンにはたこのようにひもが付いており、イベント後に回収した。

ゼミ生たちは、事後に統計分析するため、多くの来場者にアンケート調査を実施。62人の協力を得た。アンケート結果からは、多くの方が今回のイベントを好意的に受け止めたことが分かった。現在は、男女によって受け止め方に違いがあるかなどについて統計的分析をしており、次回の活動に生かす。

ゼミ生のコメント

小野亜美さん(リサイクルアート担当・商学部2年)

ごみになるはずの紙の切れ端が一つのアートとなり、子どもたちも楽しんでくれました。とてもすてきな活動ができて良かったです。完成した作品が、さらなる神社の集客、町の活性化につながればうれしいです。

林真里奈さん(スカイランタン担当・商学部2年)

私たちゼミ生のアイデアが、浦幌神社をはじめたくさんの方々の厚いご支援とすてきなご縁のおかげで実現し、当日は100人以上の方にご来場いただくという、予想以上に反響のあったイベントとなりました。準備はとても大変でしたが、スカイランタン︎が空へ浮かんだ時の皆さんの歓声を聞いた瞬間は、一生の思い出です。決して私一人では見られなかった光景を見ることができ、また浦幌神社をたくさんの方に知っていただくことができ、とても良い経験になりました。

横内由希子さん(リサイクルアート担当・商学部2年)

ほんのささいな「もったいない」の精神から思い付いた企画でしたが、こうして地元の方との交流やアートへの関心、縁結びの盛り上げなど、さまざまな活動と結び付いたことをとてもうれしく思います。企画したことが実際に作品として形になると達成感があり、貴重な経験になりました。

謝辞

明治大学商学部水野勝之ゼミナール・浦幌神社のスカイランタンイベントにおいて、日本スカイランタン協会様より、文化や教育の促進を目的とした支援としてスカイランタンの一部を寄贈いただきました。明治大学商学部水野勝之ゼミナールより深く感謝申し上げます。