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2025.04.21

博物館運営についての意見交換会を実施(博物館)

博物館SDGs
本物の銅鐸の音を聴くことができる新展示について解説する忽那敬三学芸員

明治大学博物館は、学校法人明治大学の第3期中期計画の一環として、2023年度から3年間にわたり、商品(2023年度完了)、考古(2024年度完了)、刑事(2025年度実施予定)の各部門ごとに常設展示を刷新している。

展示の刷新は、学術情報を最新のものに更新し、展示内容に建学の精神(権利自由、独立自治)に基づく人権・平和教育や、持続可能な17の開発目標(SDGs)の観点を取り込む形で実施。国際化教育への活用、学びのためのコミュニティー形成、博物館教育のバリアフリー化(社会的包摂)といった最先端の博物館活動に反映させることを企図している。

3月27日、この常設展示の刷新を含めた「博物館運営についてご意見を伺う会」を開催した。今回、博物館学生広報アンバサダーから4人、博物館友の会から3人が参加。石川幹人館長(情報コミュニケーション学部教授)、堀田秀吾副館長(法学部教授)をはじめ、学芸員も同席した。

刑事部門の展示刷新案を説明する日比佳代子学芸員

2グループに分かれて討議を行った後、全体での意見交換を実施。参加者からは、2025年度に予定されている刑事部門の展示計画案や、刑事・考古・大学史・阿久悠記念館の現在の展示について、「展示解説がより分かりやすくなった」「在学生を対象とした解説会を実施してほしい」など、意見が寄せられた。

博物館は、今後も定期的に意見交換の場を設け、展示施設の運営改善に来館者の視点を反映させていく。(博物館事務室)

館長・副館長と博物館学生広報アンバサダーら(写真左から、KANG HANSOさん、木下奈映さん、石川幹人館長、堀田秀吾副館長、上村菜摘さん、渡嘉敷青空さん)