【第3回】作詞家・作家 児玉雨子さんにインタビューは こちら
元気のきっかけや、泣きたいときの催涙剤になってほしい
池田 作詞家としての目標や夢を聞かせてください。
児玉 夢と呼ぶのが適切かはわかりませんが、誰かが私の作品を聴く機会があって、つらかったらそれをきっかけに元気になってくれたり、つらくてもっと泣きたいと思うときに催涙剤になってくれたり、そういったことに自分のあずかり知らないどこかでなっていてくれたら良いなと思っています。
池田 リスナーにとって身近にある音楽になってほしいということですね。それでは、こういう人に曲を提供してみたいという希望はありませんか?
児玉 どなたでも喜んで!ただ、男性ボーカルのお仕事が去年から増えて、いくつか気付くことがありました。阿久悠さんは「女」ではなく「女性の」の歌詞を書きだした先駆けですが、私はまだまだ「男性」の曲さえ、この時代に足りていないのではないかと思います。もちろん、女性アイドルにも絶えず書き続けていきたいですね。
池田 最後にお聞きしたいのですが、作詞家など、創作活動を仕事にすることを目指している明大生にメッセージをいただけますか?
児玉 腐ってもいいから、「書き続けること」を続けることが一番大事です。アドバイスというより、飽きっぽい自分に言い聞かせていることですけれど(笑)、文章を書きたいとか、そういう何かを表現したいと思っている方は、ぜひ頑張って続けてみてください。
児玉雨子さんから明大生へ動画メッセージ
After the Interview…
池田菜々子さん(文学部4年) 児玉さんの言葉が、アーティストやアイドルグループに歌われるまでの過程は、とても興味深いものでした。また、児玉さんは、仕事に対して周りに流されない強い意志を持っているように見え、とても格好良いと思いました。
児玉雨子さん最新作情報
児玉さんが作詞を担当した最新作が2018年10月31日に2作品リリースされました。近田春夫・アルバム『超冗談だから』の表題曲を含む6曲、アンジュルム・シングル『タデ食う虫もLike it!/46億年LOVE』のうち『46億年LOVE』を作詞されています。MEIJI NOWでは、Twitterアカウント(@meiji_now)で日々の更新情報をお知らせしています。Twitterをご利用の方は、以下のボタンからMEIJI NOW公式アカウントをフォローして、情報収集にご活用ください。